2000年の桜庭和志 文春文庫

柳澤健

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167921026
ISBN 10 : 4167921022
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
448p;16

内容詳細

目立たない中堅プロレスラーに過ぎなかった男が、時代の要請に応えるように総合格闘技の世界へ。UFCのレジェンド、ホイス・グレイシーを107分の死闘の末に下し、総合格闘技界の主役となった。桜庭の格闘史を振り返りながら、グレイシー柔術とは、プロレスとは、総合格闘技とは何かに迫った渾身の一冊。

目次 : ホール・オブ・フェイム/ レスリング/ 最強の格闘技/ UFC2/ ヒクソン・グレイシー/ 道場破り/ リアルファイト/ PRIDE.1/ キングダム/ UFC JAPAN/ 新たなる舞台/ PRIDE.4/ DSE/ 悪役登場/ 柔術と異種格闘技戦/ グレイシー柔術/ ホイラー・グレイシー/ 対立する価値観/ 107分の死闘/ ヘンゾ・グレイシーPRIDEからの離脱/ HERO’S/ DREAM/ クインテット

【著者紹介】
柳沢健 : 1960年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、メーカー勤務を経て、文藝春秋に入社。編集者として「Number」などに在籍し、2003年に退社、フリーライターとなる。07年に処女作『1976年のアントニオ猪木』(文藝春秋)を発表。10年「日本レスリングの物語」でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ジュンジュン さん

    2000年の桜庭・ホイス戦を単なる「プライド史上最高の試合」という点ではなく、アントニオ猪木が提唱した「プロレスこそ最強の格闘技」という幻想が遂に具現化したターニングポイントとして捉える。そういう意味では、流れとして「1976年の猪木」と「1984年のUWF」は読んでおきたい。ついでに、前史として「1964年の馬場」と現在へと続く「2011年の棚橋と中邑」も。あっ、結局全部か(笑)。さて、本書。2000年に交差するグレイシー一族の歴史と桜庭の人生を丹念に跡付ける。当時の舞台裏はこんなだったのか。

  • マッちゃま さん

    あの頃(2000年)僕らは総合格闘技イベントに夢中でした。子供の頃にプロレスから入った僕ら。時代は総合格闘技の人気が出てきて、気付けば仲間と集まってテレビの前に座り鍋とアルコール片手に試合が決する度に一喜一憂してました。2000年、あの時代に総合格闘技にハマっていた人なら無茶苦茶に楽しめる(懐かしめる)内容。オレンジ色のTシャツ着てサクの応援していたなぁ〜テレビ中継も無くなりスッカリ離れちゃった今、あの頃も楽しかったねと思い出させてくれます。本書の文庫化ずっと待ってました。当時を楽しんだ方にオススメです♪

  • Mark X Japan さん

    まさに、日本マット界の守護神の活躍は、今読んでも色あせないです。グラップリングでも、殿堂入りして欲しいです。☆:4.5

  • mdoguti さん

    プロレス側から見た総合格闘技史とでも言えばいいのかな。競技の大前提となるルールが、主催者の都合でいとも簡単に変えられてしまう(しかも各選手ごとに、異なるルールで契約している)のを読まされると、総合格闘技が「競技」として世に認知されるのは、まだまだ先の話だと思わされた。余談だが、経済学者の松原隆一郎氏が第2回UFC(1994.3)をデンバーまで観戦しに行っていたのにはびっくり。格闘技に造詣が深いと伺ってはいたが、ここまでお好きだったとは😅

  • 西村章 さん

    総合格闘技が熱狂的な人気だった1990年代から2000年代の熱気と昂奮を桜庭和志という視点を軸に描ききっていて、あの時代を俯瞰する通史としてじつに面白く読了しました。優れたノンフィクションはその時代を克明に切り取る作用を持つだけに、最後のページを閉じたときに抱く個人的な回顧が書籍に描かれた時代の記録と有機的に絡み合って、郷愁にも似た独特の余韻をもたらしますね。そこがまた、じつにスバラシイ。

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