ロマンス

柳広司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163317502
ISBN 10 : 4163317503
フォーマット
出版社
発行年月
2011年04月
日本
追加情報
:
272

内容詳細

ロシア人の血を引く子爵・麻倉清彬は、殺人容疑をかけられた親友・多岐川嘉人に上野のカフェーに呼び出される。それが全ての事件の始まりだった…。「ジョーカー・ゲーム」の著者が描く新たなミステリー。

【著者紹介】
柳広司 : 1967年生まれ。2001年、『黄金の灰』でデビュー。同年、『贋作「坊っちゃん」殺人事件』で朝日新人文学賞を受賞。09年、『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞・日本推理作家協会賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • エンブレムT さん

    『今年度NO.1ミステリーの大本命』という帯の煽り文をまともに受けると「今年度はそんなにミステリーが不作なのか?」という方向の心配をしてしまいそうw世界観は好みだし、物語の落としどころも嫌いじゃないのですが、ミステリー本としては『?』でした。・・・昭和8年。退廃と享楽が蔓延した華族社会の中の異端児・麻倉清彬。混血の美貌の子爵が親友と共に巻き込まれていく、時代の歪みに根ざした不穏な事件。この物語は、登場人物のルックスを、どこまで自分好みの美形として脳内に描けるかによって、面白さが全く違ってくる気がします。

  • 財布にジャック さん

    この帯さえなければ、もっと楽しめたかもしれません。「今年度No.1ミステリーの大本命」はないと思います。昭和8年、華族が主役、特高やスパイ…と柳さんらしい空気が思う存分楽しめる作品でした。ジョーカーゲームを超せなかったのだけが、心残りではありますが、この時代独特の魅力ある世界感にそこで生きる人々の苦悩をしみじみと描いてくれている重みのある作品だと思いました。ただ「ロマンス」という題名がどういう展開になるのかヒントになってしまう為、ミステリーファン的には違う題名にして欲しかったです。

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    唯一度きりと心に決めたロマンスを、仮面の下に押し隠した。悟られてはならない、血の鎖に縛られた想いを。隔てられてしまうくらいなら、ずっとこのままで。昭和八年、甘い臭気を漂わせ腐食していく帝都、カフェーに転がった屍、軍内部で蠢く謀、逃げ場のない華族社会。何処からならば戻ることはできたのだろうか。天にも地にも交われず狭間を漂う蝙蝠、心を浸していく苦い悲しみの緑、風に踊る甘い香に潜む真実。もう、戻れない。触れることの許されぬ青空へと焦がれていた、この空が永遠に広がっていればいいと願った、唯ひとつだけのロマンス。

  • NOBU さん

    華族という特権階級にありながら混血の血故に蝙蝠の様に行き場のない主人公。時代は五一五事件の翌年、軍部の台頭、格差社会、閉塞し揺れる華族社会。最初から最後まで一気に読ませる流石の筆致だが、主人公の心の変遷に頷けない。それぞれのロマンスは切なく胸を打つが…。すみません、最後まで期待して読んでいましたが、期待のままで終わってしまいました。

  • nyanco さん

    昭和初期、大戦前の帝都。主人公はロシア人の血を引く美形の子爵!帝都の華族のきらびやかで退廃的なこの時代設定は大好物!導入部から一気に引きこまれてしまいました。外国の血を持つが故に異端である子爵・麻倉清彬と、華族でありながら軍人になった幼なじみ・多岐川嘉人の対照的な親友二人が非常に魅力的!そして、嘉人の美しくたおやかな妹・万里子。清彬の万里子への禁じられた恋…見事な役者陣に、アブサン、ガラスの香水瓶…と小道具の使い方も絶妙で、そこに特高、スパイ、共産主義…と危ない香りが加味されて最高の舞台設定でした。続→

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柳広司

1967年生まれ。2001年『贋作「坊っちゃん」殺人事件』で朝日新人文学賞受賞。09年『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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