綴る女 評伝・宮尾登美子

林真理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120052699
ISBN 10 : 4120052699
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
追加情報
:
220p;20

内容詳細

高知の遊郭で芸妓紹介業を営む父と愛人の間に生まれる。実母は女義太夫。12歳で父母が離別し、義母に育てられる。1944年、国民学校の同僚の教師と結婚。同年、満蒙開拓団の一員として家族で満洲に渡る――。
こうした自らの前半生に材を取った『櫂』『陽暉楼』『寒椿』『鬼龍院花子の生涯』『朱夏』『春燈』などの自伝的な小説で、ベストセラー作家となった宮尾登美子。生前宮尾と親しく、『白蓮れんれん』などで女性の人生を鮮やかにあぶり出してきた著者が、昭和と平成を代表する「国民的作家」の波瀾万丈の生涯に迫る。

《著者情報》
林 真理子(ハヤシマリコ)
一九五四年山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。八二年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。八五年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞、九五年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、九八年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞、二〇一三年『アスクレピオスの愛人』で島清恋愛文学賞を受賞。一八年に紫綬褒章を受章。近著に『西郷どん!』『美女は天下の回りもの』『不倫のオーラ』『愉楽にて』などがある。

【著者紹介】
林真理子 : 1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。82年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。85年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞、95年『白蓮れんれん』で紫田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞、2013年『アスクレピオスの愛人』で島清恋愛文学賞を受賞。18年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    林 真理子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。宮尾登美子は、映画等で知ってはいますが、著作は読んだことはありませんでした。本書は、女流大作家、宮尾登美子を事実に近い形で著わした評伝だと思われます。宮尾登美子は、男性には好かれても、女性には嫌われるタイプだったようです。朝日新聞出版刊の『宮尾登美子全集全15巻』を読むかどうか思案中です。 https://www2.nhk.or.jp/archives/jinbutsu/detail.cgi?das_id=D0016010418_00000

  • よつば🍀 さん

    2014年に逝去された宮尾登美子さん。「鬼龍院花子の生涯」「天璋院篤姫」など多くのベストセラー作品を生み出し、ドラマや映画化されたものも数知れず。生前の宮尾さんと親交の深かった林真理子さんが、その波瀾万丈の生涯を追った作品。書く才能に溢れ、繊細な心配りが出来る反面、数々のエピソードからは幼さや傲慢さも見え隠れし一流の作家にしてとても人間らしい。旬の人達の小説を読むのは「私は大っ嫌い」と直木賞の選考委員を断ったり、瀬戸内寂聴さんの取材で明かされた辛辣な言葉に驚くと共に宮尾さんの成功の裏にあった孤独を感じた。

  • ゆみねこ さん

    2014年88歳で亡くなられた宮尾登美子先生。もう新しい作品を読めないことは寂しい限りですが、林さんの評伝で懐かしい作品の数々と文壇に置ける宮尾さんの立ち位置や、複雑な生い立ちなども詳細に知ることが出来て大満足の1冊。改めて宮尾作品を読み返したくなりました。

  • Kei さん

    私にとっての宮尾登美子は、天涯の花。四国剣山の斜面にだけ咲くキレンゲショウマを見たくて、2階にもエレベーターに乗っていた私が山登りをした最初の山です。他には、蔵、きのね、が好き。出自に関した著作には、世間ほど惹かれませんでしたが、今の人には多分わからないほどのブームでした。とにかく、主人公が清冽。背筋がまっすぐ!林真理子の公平で温かい目線がよいです。また、宮尾作品、読み返したくなりました。

  • ばう さん

    ★★★ 宮尾登美子氏とはいかなる人物だったのか。多くの自伝的小説はどこまでが事実だったのか。ご自身も熱烈なファンという著者は宮尾登美子という大作家の真の姿を綿密な取材で明らかにしようとしている。根本的には生涯お嬢様気質が抜ける事は無いけれど高知県人らしい気風の良さも併せ持っていた方という印象。宮尾氏の悪口書いてるって怒っている人もいるという話が出てくるが、私には実に綿密な取材、事実を出来るだけ忠実に文字にしようとするその姿勢が清々しく感じられて著者の感情抜きにしたとても客観的に書かれた良い評伝だと思う。

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人物・団体紹介

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林真理子

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学

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