小説8050

林真理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103631118
ISBN 10 : 4103631112
フォーマット
出版社
発行年月
2021年04月
日本
追加情報
:
397p;20

内容詳細

部屋から出られない息子のために、家族は何ができるのか。「引きこもり100万人時代」を生きるすべての人に捧ぐ、希望と絶望の物語

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    林 真理子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、8050問題に正面から取り組んだ作品というよりは、5020引きこもりサバイブ・リーガル・ファミリー物語といった感じでした。引きこもりのリアルを昇華したエンタメ小説です。 https://www.shinchosha.co.jp/special/8050/

  • bunmei さん

    社会への不適応から、引き籠りになる成人が年々増加している。本作は『8050問題』となる前の『5020』の段階を描き、親子が悪戦苦闘し現状打開していく話。その方法として、引き籠りの要因となった7年前の中学校での息子へのいじめを、改めて裁判で争ことに…。こうした一要因がいじめというのは否定しないが、最近、あまりにもレジリエンスの低い子供や家庭が多く感じる。その根底には、過保護や過剰期待、片親任せ等があり、本作の家庭も然りである。短絡的な本作のような解決方法には、共感はできない。それぞれの責任転嫁とさえ感じる。

  • うっちー さん

    初めて林真理子さんの骨太小説を読みました

  • エピファネイア さん

    中学時代にいじめにあったことが原因で引きこもりを続ける青年と家族の苦悩を描いた小説。我が子が引きこもりになったら自分ならどうするだろうと思いながら読み続けた。なぜ翔太は高田弁護士には心を開いていったのか。彼は翔太に向き合ったのではなく寄り添ったのだと思う。家族の誰かが中学時代の翔太にもう少し寄り添っていれば違う状況もあり得たのではないか。引きこもる人が非常に多いという現実を考えるとそんな簡単なことではないのでしょうが。SNSの普及で心を殺すような陰湿ないじめが起きやすい環境になっていることが恐ろしい。

  • 美紀ちゃん さん

    裁判の話。前半は登場人物がみんなイライラしすぎて感情的になり話し合いにならずモヤモヤ。弁護士の高井先生に依頼してからガラッと家族の様子が変わる。特にお父さん。そして当事者の翔太くん。裁判をするのは面倒だし大変なことだと思う。母親が反対するのもわかる。何が正解なのか、不安になるのもわかる。嫌な気持ちにもなる。でも高井先生のおかげで、1つ1つ絡まったモヤモヤが整理されていき、結果的に翔太くんにとって良い方向に。脊髄損傷者を歩かせるための専用のジムへ行き、歩けるようになってほしい。希望のある終わり方で良かった。

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人物・団体紹介

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林真理子

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学

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