黒い画集 新潮文庫 改版

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101109190
ISBN 10 : 4101109192
フォーマット
出版社
発行年月
2003年06月
日本
追加情報
:
16cm,737p

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読書メーターレビュー

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  • 青乃108号 さん

    松本清張の短編集。いずれ劣らぬ濃い内容の七編収録。【遭難】の終盤まで全く見えない話の行き先に、【天城越え】の道連れとなった女の色香に、【坂道の家】の若い女に入れあげて人生棒に振る中年男の馬鹿さ加減に、それぞれ魅了されて読みふけった。清張作品は四冊目になったが、今のところこの短編集が俺的にはベスト。面白いなあ、松本清張。あとをひくなあ、松本清張。

  • ゴンゾウ@新潮部 さん

    改めて松本清張氏の偉大さを実感した。推理小説のジャンルに入るのだが単なるトリックの謎解きだけでなく物語に深みがある。欲望や嫉妬など人間の醜さを描く為の手段として推理が存在する。人間の本質を捉えているからこそ、時代を超えて何度もドラマ化されても色褪せないのだと思う。

  • mike さん

    浮気、不倫、密通。絶対に知られてはならない男女関係。そこに横たわる仄暗い闇に引き摺り込まれる人達の姿を描く短編集。男は自分の不貞は棚に上げ、裏切り続ける女房を太って体の横幅が広いだの痩せて狐のように尖っているだの散々な言い様。女は科を作って男を利用しながら、裏で本命とちゃんと出来ている。こういう話を700ページずっと読み続けると流石にオエッ😒となるね。短いけどまさかの結末に驚いた「凶器」「証言」が私の好みだった。

  • 抹茶モナカ さん

    短編集。不倫の話が多く、不倫しながらも、それを会社にばれないように努力して、それが破綻に繋がったりの話が印象的。そして、そんな努力をしているのに、相手には別の恋人がいたりして、切ない。ボリュームのある短編集。

  • goro@80.7 さん

    7編からなる短編集。犯罪が絡むから推理小説なんだろうけどこれはもう松本文学だね。60年以上も前の作品なのにどれもが驚きの恐ろしさ!いずれもがふとしたきっかけから、疚しいとは思いつつ引き返せない道を選んでしまった者達の哀しい末路が心に迫る。身につまされるわ。山行自体に罠を掛ける「遭難」保身の証言拒否からの顛末を描く「証言」ご存じ「天城越え」女を派閥の上司に取られ落ちてゆく「寒流」暴けなかった「凶器」死しても狂気な「紐」、そして若い女に身を持ち崩す中年「坂道の家」もう〜どれも素晴らしいとしか言えません!

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人物・団体紹介

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松本清張

1909‐1992。福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯

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