昭和史発掘 7 2.26事件3

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167697068
ISBN 10 : 4167697068
フォーマット
出版社
発行年月
2005年09月
日本
追加情報
:
16cm,436p

内容詳細

二月二十六日、遂に重臣襲撃決行。「いよいよ始まった。余の筆ではこの時の感じはとても表し得ない。あの快感は恐らく人生至上のものであろう」(磯部浅一)。拳銃で撃たれたうえ軍刀で切り刻まれた高橋是清。夫人の機転で一命を取り留めた鈴木貫太郎。女中部屋に潜んだ岡田啓介。戦勝気分に酔い痴れる青年将校らであったが…。

目次 : 襲撃/ 「諸子ノ行動」/ 占拠と戒厳令

【著者紹介】
松本清張 : 1909(明治42)年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第5回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治文学賞受賞。70年第18回菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92(平成4)年8月死去。98年8月、北九州市に「松本清張記念館」が開館した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    2.26事件の決行当日の状況を膨大な資料をもとに再現してくれています。いくら大義の名分があったといってもやはりこのような革命は許されるものではないと思います。当時の襲撃された大臣などの実際の状況などの緊迫感がよく伝わっていると感じました。また軍隊の命令系統が機能しなくなっていることもよくわかります。

  • 佐島楓 さん

    襲撃実行。凄惨極まる現場の描写に、やはり正当防衛でない殺人は許されないと顔をしかめながら思う。この時点での感想だが。東京の人間なので、将校たちが進軍していった地理がわかるのが迫真だった。事件当時雪だったのは知っていたが、彼らの目に映るのはどんな景色だったのだろうか。

  • かふ さん

    2.26事件の当日の様子からその後の処理まで。憲兵調書とか読みづらいのだが慣れてくると面白くなってくる。それはそれぞれの人間の思惑とか?青年将校たちの一途さもあるが、情けをかけるものいたり、部下に強要するものもいたり様々だ。また政権内のごたごた(対処できなさ)は今の時代もそうだと思ったり、天皇が直接不快を述べて、反乱軍とされるなど(政権は青年将校の言い分を聞いて納得したように振る舞っていた)、梯子を外された感じになる青年将校たち。つくづくクーデターの難しさ(日本ではいろいろしがらみがあるようで)を感じた。

  • kiiseegen さん

    再読。「襲撃」、「諸子ノ行動」、「占拠と戒厳令」。朕自ラ近衛師団ヲ率ヰ、此ガ鎮定ニ当ラン。二十八日午前まで時間は進み、これより事件は終息へと舵を切って行く...。

  • 竜 さん

    歴史の授業ではさらっと流される2.26事件を、たくさんの資料と証言で明らかに してくれるので、まるでその場にいるかのような臨場感があった。 調子いいことばかり言って部下に人気のある上司が平気で部下を裏切るのは戦前も今も変わらないな。

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人物・団体紹介

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松本清張

1909‐1992。福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯

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