日本の黒い霧 上 文春文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167106973
ISBN 10 : 4167106973
フォーマット
出版社
発行年月
2004年12月
日本
追加情報
:
16cm,413p

内容詳細

戦後日本で起きた怪事件の数々。その背後には、当時日本を占領していた米国・GHQが陰謀の限りを尽くし暗躍する姿があった。しかし、占領下の日本人には「知る権利」もなく真相を知る術もなかった。抜群の情報収集力と推理力で隠蔽された真相に迫った昭和史に残る名作。名推理として知られる「下山国鉄総裁謀殺論」など。

目次 : 下山国鉄総裁謀殺論/ 「もく星」号遭難事件/ 二大疑獄事件/ 白鳥事件/ ラストヴォロフ事件/ 革命を売る男・伊藤律

【著者紹介】
松本清張 : 1909(明治42)年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第5回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治文学賞受賞。70年第18回菊池寛、90年朝日賞受賞。92(平成4)年8月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    NHKスペシャル「未解決事件」に触発されて再読。改めて読むと 下山事件の背景となった 当時の情勢が蘇り、面白い。 本当に GHQの謀略があったのかは 今となっては知る由もないが、激しく揺れ動く時代の雰囲気を感じることはできる。

  • kinupon さん

    戦後日本の暗黒史が隠されています。丁寧な調査に裏付けされて書かれている所はさすがですね。

  • stobe1904 さん

    【昭和の怪事件を松本清張が推理】大戦後の闇のような未解決事件について、関連資料や状況証拠を松本清張ならではの視点で再構成する建て付け。圧巻は下山事件の解明で異論はないと思うが、小粒ながら他の事件の解明も興味深い。今の時代から見ると、事件の背後にある陰謀に違和感はあるが、それが時代性ゆえのことであろうか?著者の執念が迫ってくるような迫力と読み応えに感銘を受けた。それにしても闇が深い…★★★★☆

  • 33 kouch さん

    小説にするとどうしても虚構も入り込む。資料を並べ自分の考えを述べたほうが直裁的に読者に訴えられる、というその執筆動機が素晴らしい。下山事件と白鳥事件以外はよく知らずWikiと並行して読んだ。GHQ、共産党等時代背景を知ると深みは違うが、知らなくてもそのジャーナリズム溢れた文章は読者を魅了する。社会の出来事ってスルーすればただの日常、だがひとたび味をつければ立派な小説。作家って格好いい!春画を処分していないから自殺でない、と主張する清張さんが少し可愛い。

  • KAZOO さん

    昭和史発掘を読んだのでこの本に挑戦しています。この時期は日本がまだ秋戦後間もないころで、どのようなことがあってもそうなのだろうという気がします。若干松本清張は陰謀論的かな観点から書かれているのではないかと思います。そのようなことも考えられる余地があるということなのでしょう。昭和史発掘よりも興味をひく話題が多かったです。浦沢直樹さんの「ビリーバット」を思い出してしまいました。

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人物・団体紹介

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松本清張

1909‐1992。福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯

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