父と娘の往復書簡 文春文庫

松本幸四郎 (九代目)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167801182
ISBN 10 : 4167801183
フォーマット
出版社
発行年月
2011年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,268p

内容詳細

梨園の親子であり、舞台人でもある松本幸四郎と松たか子。2年にわたり交わした往復書簡で、父は若き日を語り、娘は両親への想いを素直に伝える。歌舞伎に現代劇にと幅広い活躍を続けてきた父と実力派女優として階段を駆け上がる娘による演劇論も魅力。その間に迎えた「嫁ぐ日」を巡る言葉が胸に迫る、清冽で真摯な24通の手紙。

目次 : プロローグ/ 父から娘へ/ 娘から父へ/ 友について/ 余韻/ 送り盆の夕に/ 私の居る「場所」/ ミニ幸四郎?/ ある少女のこと/ いじめについて〔ほか〕

【著者紹介】
松本幸四郎 (9代目) : 1942年東京生まれ。81年九代目松本幸四郎を襲名。歌舞伎の他、現代劇やミュージカルの舞台でも活躍。「勧進帳」弁慶役で1000回、全国47都道府県上演達成。ブロードウエイで「ラ・マンチャの男」、ウエストエンドで「王様と私」を全編英語で単独主演。「ラ・マンチャの男」では出演1100回を記録している。毎日芸術賞、読売演劇大賞最優秀男優賞、菊池寛賞など受賞多数。日本芸術院会員

松たか子 : 1977年東京生まれ。93年歌舞伎座「人情噺文七元結」で初舞台を踏んで以降、人気ドラマや映画で活躍。97年から音楽活動も開始。映画「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」(2009年)で第33回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞ほか映画賞多数受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ムフィー さん

    想像以上に、読み応えがあった。前から好きだったけど松たか子がもっと好きなった。 この本を読みながら、自分自身も父親との関係性や、内に秘めたる想いなんてのが湧いて出てきて、妙に目頭が熱くなったり、胸がきゅっとなる。今まで正面から向き合ってぶつけられなかったもの、聞けなかったことを、この往復書簡によって素直に吐き出している松たか子の想いに触れぐっとくるし、深い愛情を持ってそれにまた応える父親、松本幸四郎の返しがまた良い。陰で支える母であり妻の、紀子サンがどんな女性なのか興味深い。

  • ひろみ さん

    お父さんも生活のふとした瞬間に私のことを思ったりしているんだろうか。梨園や役者という特別な環境ではあるけれど、父親へ、そして娘へとそそがれるその視線はありふれたもので、ただ特別なのは父と娘が同じ道を志して励んでいるというその点であり、ふたりの真摯な姿勢がそのままの緊張感として文面から滲み出ている。手紙って、いいですね。普段無口なお父さんも、手紙でなら饒舌だったりするのかな。幸四郎さんのように、青春の1ページを娘に語ったりするのかな。

  • Toraji さん

    新月、13日間の断食明け:-) 最終日は予期せず18時間も寝てしまいキョンタのいう「一度死ぬ」を体現したかのような夜明け。玄関にあったこの本を開いて、そのまま玄関に座り込み→湯船でページの端をおりまくり一気に読んでしまった。お二人共に全く思い入れのなかった人。けれどとても響いたし、大好きに思う。2歳でのannieに始まり演じる事に憧れつつ縁がなかったけれど、でもまさに通訳って演劇でありスポーツでジャズのような即興であり、歌う事であり。好きな要素が詰まってる。幸四郎さんの日本語が、二人の生き様が美しい。

  • kuriko さん

    岩井俊二監督の『四月物語』の冒頭のシーンが浮かんできました。父と娘だけではなく藤間一家のお話という気がしました。

  • sakwai さん

    文春側のチェックが入っているとはいえ、松たか子の素人と思えぬ文章力に驚嘆しながら読む。一般の感覚ではあり得ない親子関係でも、本質は一般と何ら変わらない親子であることを見せたかったのであろう出版の主旨は全うされていると思うが、特にファンでもない者が惹かれるほどの魅力は正直ない。

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