千夜千冊エディション 大アジア 角川ソフィア文庫

松岡正剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044004484
ISBN 10 : 404400448X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年04月
日本
追加情報
:
432p;16

内容詳細

古代から近代までのアジアと日本の関係とその変転、そして歪められた近代アジア史の問題点を考察。アジアにおける日本の立ち位置を考えるうえで必須の一冊。

目次
第一章 中華帝国とユーラシア
尾形勇 『東アジアの世界帝国』一四三五夜
加地伸行 『儒教とは何か』一二〇五夜
田中俊明 『古代の日本と加耶』一四九一夜
森安孝夫 『シルクロードと唐帝国』一四三一夜
小島毅 『義経の東アジア』一四二〇夜
ジャネット・L・アブー ルゴド 『ヨーロッパ覇権以前』一四〇二夜
第二章 近代アジア主義
山室信一 『思想課題としてのアジア』一七二七夜
頭山満 『幕末三舟伝』八九六夜
宮崎滔天 『三十三年の夢』一一六八夜
杉山茂丸 『俗戦国策』一二九八夜
滝沢誠 『権藤成卿』九三夜
第三章 大東亜・日本・大アジア
小熊英二 『単一民族神話の起源』七七四夜
長山靖生 『偽史冒険世界』五一一夜
寺内大吉 『化城の昭和史』三七八夜
芳地隆之 『ハルビン学院と満洲国』八〇八夜
安彦良和 『虹色のトロツキー』四三〇夜
前間孝則 『亜細亜新幹線』七〇八夜
坪内隆彦 『アジア英雄伝』一七二八夜
第四章 リオリエント
金両基 『キムチとお新香』二六四夜
室井康成 『事大主義』一七二六夜
大沢昇 『クジラの文化、竜の文明』一六七五夜
後藤康男編著 『東洋思想と新しい世紀』一一九四夜
アンドレ・グンダー・フランク 『リオリエント』一三九四夜

著者プロフィール
松岡 正剛 (マツオカ セイゴウ) (著/文)
編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。80年代に情報文化と情報技術をつなぐ方法論を体系化し「編集工学」を確立し様々なプロジェクトに応用。2000年「千夜千冊」の連載を開始。同年、eラーニングの先駆けともなる「イシス編集学校」を創立。近年はBOOKWAREという考えのもと膨大な知識情報を相互編集する知の実験的空間を手掛ける。また日本文化研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し独自の日本論を展開。著書に『知の編集工学』『擬』『世界と日本の見方』『国家と「私」の行方』ほか。

【著者紹介】
松岡正剛 : 編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。日本文化、芸術、システム工学など多方面におよぶ思索を情報文化技術に応用する「編集工学」を確立。また日本文化研究の第一人者として独自の日本論を提唱。2010年、奈良県の平成遷都1300年記念事業として日本と東アジアの歴史と未来を再編集する諸事業を監修した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    この文庫版も15冊目となったのですね。これからもどんどん出してもらいたいと思っています。この本では近代アジアに絡む本を選んでいます。私が読んだのは2冊しかなく、宮崎滔天「三十三年の夢」と安彦良和の「虹色のトロッキー」です。後者はコミックですがよく調べられているということを言っています。私も楽しめました。その他では坪内隆彦の「アジア英雄伝」が面白そうな感じでした。

  • 静かな生活 さん

    果たしていまという時代(リオリエント)が大変革期なのか、はたまた暗黒時代なのかは神のみぞ知るといったところ。

  • 森江 蘭 さん

    日本は亜細亜を忘れてしまっている気がする。脱亜入欧は感心しないけれど、ヨーロッパ文明を相対化するに対するアジアの文明について、日本はもっと意識的でもいいんじゃないだろうか。中国の一帯一路構想は結局、中華思想の露出に過ぎないし、韓国の事大主義(日本も)も変わらない。グローバリゼーション(所詮これも西洋文化の発想)に対する、リージョナリズムとしてのアジアをもっと注目すべきだろう。アジアには、未来がある。

  • Masato Hayakawa さん

    知らないことが多すぎることを気付かせてくれる本。

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人物・団体紹介

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松岡正剛

編集工学研究所所長、イシス編集学校校長、角川武蔵野ミュージアム館長。70年代にオブジェマガジン「遊」を創刊。80年代に「編集工学」を提唱し、編集工学研究所を創立。その後、日本文化、芸術、生命科学、システム工学など多方面におよぶ研究を情報文化技術に応用しメディアやイベントを多数プロデュース

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