記者の報い 文春文庫

松原耕二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167905477
ISBN 10 : 4167905477
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
445p;16

内容詳細

失言を誘う挑発インタビューを武器とする、首都テレビの敏腕記者・岡村俊平。かつて辞任に追い込んだ政治家が「怪物総理」となって再び彼の前に立ちはだかる。視聴率絶対主義者、アナウンサーのスキャンダル、政権の番犬幹部たち―。報道現場を知り尽くした現役キャスターだからこそ描けた迫真の長編小説。

【著者紹介】
松原耕二 : 1960年生まれ。早稲田大学卒。84年TBS入社。「筑紫哲也NEWS23」「報道特集」ディレクター、97年から2001年まで「ニュースの森」のメーンキャスター。その後NY支局長として米国赴任。帰国後「NEWS23クロス」のメーンキャスター。現在、BS‐TBS「週刊報道LIFE」のメーンキャスター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 下町ロコモーティブ さん

    *”敏腕記者”の岡村俊平は藤堂一郎の厚生大臣就任インタビューに臨む。岡村は突然狂犬と化した如く藤堂の失言を誘い大臣辞任に追い込む。その後、藤堂は浪人生活を経るが”怪物総理”に昇り詰める。2016年2月発刊なるも、藤堂の総理就任会見で、「日本のメディアは物事の本質を捕えない。藤堂政権ではメディアを通さず国民に直接訴える。」と語らせ、2017年12月のトランプ発言を先取りしている。著者は現役のTBS報道番組キャスター、臨場感溢れる迫力満点の作品でした。

  • よう さん

    現役キャスターが書いた、報道記者が主人公の小説。当然テレビ局のことやニュース番組についてはリアルなんだろうけど、娯楽性のある小説になってて、そこが良かった。経験談に「ちょっと都合良くフィクション混ぜました」というより、ちゃんとフィクション性で物語を引っ張ってる。物語の根幹であるインタビューを、人を興奮させるものとして描いているのが特異な所(エピグラフの言葉にもあるし、作中「官能」とも表現されている)。同時に、誰にでも共通する“他者とのコミュニケーション”話ともとれる(→)

  • チェアー さん

    いやあ、テレビ記者の余技とたかをくくったら大間違い。面白い。インタビューがテーマ。言葉が人を傷つけ、殺し、再生させる。でもそれだけではなくて、プロならではの細かい点への心配りがさすが。時間を知るには相手の時計を見るとか。犬や月というモチーフも繰り出して、小説らしくなっている。巻末のクライマックスに向けてはどう終わるのか展開が読めず、緊張した。参りました、松原さん。

  • 氷柱 さん

    1128作目。1月1日から。報道陣の目線から政治の一端を見せてくれる小説作品。細かい所が解決されないままどんどん物語が進んで行くのはご都合主義というよりかはむしろ生々しさを感じる。しかしどことなく割り切れないものを覚えたのも事実。映画化するにはちょうど良いテンポ感であったように思える。

  • こけこ さん

    初めのうちは、ダラダラと読んでいました。が、後半。とても面白くて一気に読みました。読み終わった後の爽快感は、すばらしいです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品