稲生物怪録 角川ソフィア文庫

東雅夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044004972
ISBN 10 : 4044004978
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
269p;15

内容詳細

江戸時代中期、広島・三次藩の武士・稲生平太郎の屋敷に、1ヶ月にわたって連日、怪異現象が頻発。その目撃談を元に描かれた「稲生物怪録絵巻」(堀田家本、全巻カラー)、平太郎本人が書き残したと伝わる『三次実録物語』(京極夏彦訳)、柏正甫『稲生物怪録』(東雅夫訳・註)が1冊に。多彩な妖怪変化、想像を絶する奇抜な生態、冷静沈着に観察する平太郎の武勇…日本に伝わる妖怪物語の最高峰が、コンパクト版で初登場!

目次 : 稲生物怪録絵巻(堀田家本)/ 武太夫槌を得る―三次実録物語 京極夏彦訳/ 稲生物怪録 柏正甫著、東雅夫訳・註

【著者紹介】
京極夏彦 : 小説家、意匠家。1963年、北海道生まれ。94年、妖怪小説『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞を受賞

東雅夫 : アンソロジスト、文芸評論家。1958年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学部卒。「幻想文学」「幽」の編集長を歴任。『遠野物語と怪談の時代』(角川選書)で第64回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 榊原 香織 さん

    何なんだこれは  1749年、広島県山間部の三次、稲生家に1か月にわたってありとあらゆる妖怪が出る。 今なら統合失調症扱いだけど、平田篤胤が、これは本物だ、なんて太鼓判(彼は変わってるから)。 京極夏彦が現代語に翻訳。巻末、Peter Bernardの英語解説おまけつき。 現場、三次の妖怪ミュージアムにて購入。

  • 鱒子 さん

    以前から読みたかったけれど手に入らなかった「稲生物怪録」が角川ソフィア文庫で出版されるとは!ありがたやありがたや。「三次実録物語」と「稲生物怪録」の細かな点が一致しなかったり、巻物の文章と絵が微妙に違う点は多々あります。しかしストーリーにワクワクし、伸びやかな妖怪の絵に見惚れてしまいます。絶賛です。めっちゃおもしろい!!

  • coolgang1957 さん

    へ〜、割と有名な話やったんですね。京極夏彦センセのフィクションかと勘違いしてました。江戸や明治時代も現代もいろんな有名な作家が題材にしてるのも全っ然知りませんでした🤔絵巻では、妖怪の赤ちゃんの目が可愛くて笑った😄し、平太郎が肝が据わってて怪異にも驚かずに、何事もなくすやすや寝てしまうのも笑った😅 いや面白い本です。ヒバゴンの山も近在なのできっと妖怪に好かれた地やったんでしょう。ヒバゴンは、山本五郎左衛門に置いて行かれた妖怪やったのかも😆

  • なつ さん

    武家の息子である平太郎が、肝試しをきっかけに妖怪に遭遇するなど奇怪な現象にあう。怪異譚ではあるけど平太郎の性格もあり、展開は恐怖しながらもどこかコミカル。何が起きても寝ることに帰結する彼には感服。鈍感なのか肝が据わっているのか・・・ 妖怪達もどこか憎めなくてユーモラスです。絵巻物も眺めて楽しい。

  • イトノコ さん

    1749年。三次藩(現広島県)に住む平太郎は、肝試しをきっかけに1月に渡り怪異に襲われることに。その端末を記した稲生物怪録を現代語訳。京極夏彦さんの名前に惹かれて購入。次から次へと起こる怪異に対し、しかし少しもビビらず華麗にスルーする平太郎にそりゃ魔王も困り果てるというもの。一方の怪異の方も直接危害を加える気もないようで(舐めまわしたり部屋を掃除したり、床がベタベタしたり…)冒頭の絵巻を見てもなんだか間が抜けててユーモラス。ホラーながら楽しめた。ところで「ぬら孫」の山ン本さんの元ネタはこれなのね。

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