ブルータスの心臓 完全犯罪殺人リレー 光文社文庫

東野圭吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334717391
ISBN 10 : 433471739X
フォーマット
出版社
発行年月
1993年08月
日本
追加情報
:
16cm,362p

商品説明

恋人の康子の妊娠を知った末永は、会社での約束された未来のため、恋人殺害計画に走った―。大阪―名古屋―東京を結ぶ完全犯罪殺人レースはスタートしたが!?

産業機器メーカーで人工知能ロボットの開発を手がける末永拓也。将来を嘱望される彼は、オーナーの末娘・星子の婿養子候補になるが、恋人・康子の妊娠を知り、困惑する。そんな矢先、星子の腹違いの兄・直樹から、同僚の橋本とともに、共同で康子を殺害する計画を打ち明けられ…。大阪・名古屋・東京を結ぶ完全犯罪殺人リレーがスタートした。傑作長編推理。

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヴェネツィア さん

    東野圭吾にしては社会性が弱いようだ。産業ロボットと、社会の底辺から這い上がろうという男の野望という組み合わせだけでは十分に骨格を背負えない。また、トリックが込み入りすぎているために、自己撞着に陥りかねない。結局は空回りに終わったのではないだろうか。つまり、作家自身が策に溺れ過ぎたのである。したがって、緻密に構成されていたはずのプロットも、最後は力技に頼らざるを得なくなってしまった。ナオミの事故が背景にあったこと自体も、辻褄合わせの感を免れない。あげくは、小説の完結性をも犠牲にしてしまったのである。

  • Tetchy さん

    犯罪者側から物語を描いた、いわゆる倒叙物でありながら、完全犯罪を目論む側に不測の事態が起きて、果たして犯罪が成功するか否かに焦点を当てるのに、この作品ではそこをさらりと流す。実に魅力ある設定を惜しげもなく使い捨てるとまで云ってもいいくらいだ。そしてそこからは実に驚きの展開で、実にツイストが利いている。本当にこの作者はミステリ・マインドに溢れている。しかし物語は唐突な形で終える。犯人が解るに至って、これは推理小説ではなく、小出しに明かされる作者が周到に隠したバックストーリーを楽しむものなのだろうと気付く。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    主人公が共感できないので終わり方はこれでよかった。

  • takaC さん

    結局、警察は何も解決できなかったし、読者すら真相が 100% はわからない。

  • 夢追人009 さん

    ダークな主人公や罪を犯し死んでいった野郎どもの悲運に一抹の憐れみを覚える東野圭吾さんの13冊目の力作ピカレスク・ロマンです。本書は珍しく解説が一切なく、最初はよくあるタイプのアリバイ崩しの倒叙ミステリーかなと思っていましたが、流石に切れ者の著者らしく途中でストーリーが複雑にねじれて行き、中盤は全くの五里霧中状態で、終章に至って漸くプロローグ&タイトルの意味と事件のからくりに気づいて大満足を得られましたね。それにしても死んだ者達は悪行を為し皆自業自得だとは言え、金持ちの仁科家だけが安泰な結末は悔しいですね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

東野圭吾

1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。’85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞受賞。’99年『秘密」で第52回日本推理作家協会賞受賞。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、’12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞、’13年『無幻花』で第

プロフィール詳細へ

東野圭吾に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド