邪馬台戦記 2 狗奴王の野望

東郷隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784863894983
ISBN 10 : 4863894988
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
261p;20

内容詳細

“鬼道を事とし、よく衆を惑わ”す女王・卑弥呼は、ひそかに苦悩していた。このナカツクニ(邪馬台国)は大きくなりすぎた―。人々を養うためには東の国との貿易が不可欠。しかし、東に向かった船団は、海霧に姿を隠した巨人に襲われ打ちしずめられたという。卑弥呼の命を受けた少年ワカヒコは巨人が棲むという東の国、蓬莱国の秘密を探る旅に出た。

【著者紹介】
東郷隆 : 1951年横浜市生まれ。国学院大学卒。同大博物館研究員、編集者を経て、作家に。詳細な時代考証に基づいた歴史小説を執筆し、その博学卓識ぶりはつとに有名。90年『人造記』等で直木賞候補となり、94年『大砲松』により吉川英治文学賞新人賞、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎賞、2012年、『本朝甲冑奇談』で舟橋聖一賞を受賞

佐竹美保 : 挿絵画家。SF、ファンタジーなどの分野で多くの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はじめさん さん

    第2弾。前作の主人公とヒロインの間に産まれた13歳、女王ヒミコが名付け親のワカヒコ。神託により、クチクヒコ率いる新クナ国を名乗る他国の異変の掛が出たことにより、密使として旅たつ。濃霧たちこめる海上の道に現れた「石を投げる巨人」の正体とは? 水先案内人として雇った男装の少女は百発百中の射手、難破した船、はじまる冒険! / ローマ帝国もからんでくる海洋ロマン。純粋な私は「この時代、◯◯である」と断定されると、へぇそうなんだ…と信じてしまう。/ 平均年齢30歳の時代で、いつまでも若々しく美しい女王ヒミコ様…。

  • りー さん

    話が大きくなってきました。漢の滅亡や、楽浪郡との交易、古代ローマやパルティア王国。古代日本を考えるには、少なくとも半島と中国本土の動きは視野に入れておかなければ、と思っているので、児童向けにこういう視点の物語が出てくるようになったのか、と、感慨をおぼえました。ローマの投石兵器が、こんな風に倭に伝わっていたら面白いなー。前の巻で主人公になるかと思った少女はこの巻では母親となり、その息子が主役張ってます。ワカヒコって、アメノワカヒコに繋がるのかな?卑弥呼さんが茶目っ気あるキャラクターで、なんだか可愛い。

  • みっちぃ さん

    やはりテーマや時代は大好きなんだけど、文体がなじまない。これが歴史研究書ならばそんなに違和感は感じないのだろうな。「小説」なのに突然解説が入ってきたり、この2巻目に至っては、ヨーロッパの出来事が出てきたり。3巻目は読まないだろうな。うん。 テーマは好きなんだよ。時代設定も。重ねて言うけど。

  • 綾乃 さん

    今回の主人公はススヒコ・ツナテの息子のワカヒコ。またもや大好物の少年冒険ものです。ペアを組むのが年上の少女サナメちゃんなのだけれども、なんだ、この二人のカワイさは! 物語の山場で巻末となり、なんとも続きが気になります。それにしても、当時の日本が大陸から移住してきた人々の文化で変わっていったことを改めて認識します。「セリカ」は当時のローマ側からの中国の呼称だったのか。別のファンタジー作品でその名前を見て、てっきり「架空の中国風の国の名前」かと思っていました。

  • CHRONO さん

    主に九州を舞台にした1巻から舞台を新たにして、今度は和歌山から三重にかけてが舞台。巨大船や投石機など三国志と同時代なんだから、戦乱の大陸を逃れてきた人は多くいただろうし、三国志に出てきたものは伝わっているであろうという設定で話が進んでゆく。ついにはヨーロッパ人まで登場。当時の生活の描写、食事や酒の在り方もリアルだし、ドキドキの戦闘シーンも細かく描かれている。良い本だなあ。図書館本だが、買ってしまおうか考え中。ちょっとお値段高めなのよね。

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人物・団体紹介

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東郷隆

横浜市生まれ。國學院大學卒。同大博物館学研究員、編集者を経て作家となる。1990年「人造記」等で直木賞候補となり、1994年『大砲松』で吉川英治文学新人賞を受賞、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎文学賞を受賞、2012年『本朝甲冑奇談』で舟橋聖一文学賞を受賞した(本データはこの書籍

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