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網状言論f改 ポストモダン・オタク・セクシュアリティ

東浩紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791760091
ISBN 10 : 4791760093
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

爛熟した消費社会の申し子たる『オタク』という特異な主体の在り様をめぐって、東浩紀と各界の最強の論者が繰り広げる言論のバトルロイヤル。ネット∴ライヴ∴書籍とメディアを横断して展開された妄想と闘争の記録。

目次 : 網状言論F・プレゼンテーション(動物化するオタク系文化(東浩紀)/ セクシュアリティの変容(永山薫)/ 「萌え」の象徴的身分(斎藤環)/ Pity,Sympathy,and People discussing Me(伊藤剛)/ オタク第一世代の自己分析 あくまで個人的立場から(竹熊健太郎)/ おたクィーンはおたクィアの夢を見たワ。(小谷真理))/ 網状言論F改・鼎談(ポストモダン・オタク・セクシュアリティ(東浩紀×斎藤環×小谷真理))/ 網状言論F改・後記(網状の言論を解きほぐしていくこと(伊藤剛)/ 越境する蜜蜂(永山薫))

【著者紹介】
東浩紀 : 1971年生まれ。批評家、哲学研究者。主な著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、サントリー学芸賞)など

永山薫 : 1954年生まれ。漫画評論家、作家、編集者

斎藤環 : 1961年生まれ。医学博士

伊藤剛 : 1967年生まれ。マンガ評論家、鉱物愛好家。『COCO』(エンターブレイン)の編集に参加

竹熊健太郎 : 1960年生まれ。編集家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ころこ

    前半がシンポジウムだが時間切れで個人の発表だけ、後半が別日に仕切り直しの鼎談となっている。メインであるはずの前半は読み辛く、後半は何が論点か分かり辛いが全体が把握しやすい。何をどの位の深度で考えるか、それをどこまで読者が整理して理解するか難しい。アニメやマンガに何をみるかそこまで考えて読まないよと頭をよぎる。前半の人数がやたらと多く、後半は人数が絞られてしまっていて文脈は途切れる。この失敗が現在のゲンロンカフェのノウハウにつながっているのだろう。当時の人気作品を語っているかと思いきや、現在でいえばルッキズ

  • ヤギ郎

    斎藤環『戦闘美少女の精神分析』から東浩紀『動物化するポストモダン』を橋渡しする対談と論文集。対談はもっぱら斎藤対東で展開されているけれど、その間に小谷真理がするどい指摘をしていて読んでいて楽しい。2000年代へ入った頃の論壇の雰囲気がが味わえる。『戦闘美少女の精神分析』と『動物化するポストモダン』を読み解く手がかりになる一冊。

  • 阿部義彦

    東浩紀の編んだポストモダン、オタク、セクシュアリティに関するディスカッシヨン。永山薫、斉藤環、伊藤剛、竹熊健太郎、小谷真理など。やはりアニメは苦手なので理解不能の話題があって良く理解出来た自信なし。唯一ヘンリー・ダーガの話だけついて行けて考える事多かった。このへんは自分的には分からなくていいや!と割り切る事にします。

  • Sakana

    パラパラ読めばいいワと思い、息抜きのために開いたのだが、思いの外おもしろく、ページを捲る指がとまらなかった。私は、近年のサブカルチャー・ムーヴメントに関心があるのだけれど、それを知るためには、それの根源というべきオタク論議を読み解く必要がある。私が興味があるのは、その「オタク」をめぐる抑圧の構図…つまり、ワンピースやナルトが好きだと公言する人が、それと同時に「オタクってどうよ」というような態度がとれてしまう社会の構図が、とても抑圧的に読めてしまうからだ。私はこういうのが大好きなのね。ホント、脱構築したい。

  • mittsko

    面白い!社会学なんだな… 2003年1月刊。01年9月のシンポジウム「網状言論Fーポスト・エヴァンゲリオンの時代」の拡大版記録、およびその後の評論の集成。さらにその元になった東氏の個人サイト上の企画「網状言論」が始まったのが00年7月… つまりここに収められているのは、ゼロ年代のオタク批評の黎明を告げる一連の動きだ あの頃、ボクはオタク論壇の勃興を横目でにらむだけで、それに取り組んではいなかった ここから始まったのだな、全然知らなかったな、と意義深く感慨深い(オタク像からして今とはかなり違う)

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