クリュセの魚

東浩紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309622217
ISBN 10 : 4309622216
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
追加情報
:
249p;20

内容詳細

少女は孤独に未来を夢見た……亡国の民・日本人の末裔のふたりは出会い、人類第2の故郷・火星の運命が変わる。壮大な物語世界が立ち上がる、渾身の恋愛小説。三島由紀夫賞受賞第1作。

長いあいだ戦争を忘れ去っていた人類。だが、異星文明の遺構であるワームホールゲートの発見で、状況は一変する。地球-火星間をそのゲートで直結する計画が浮上し、火星はいま、激動の時代を迎えようとしていた。
2445年8月、11歳の少年、葦船彰人は、クリュセ低地の開星記念堂で、16歳の少女、大島麻理沙に出会い、恋に落ちた。ふたりはやがて、時代の奔流に巻き込まれてゆく……
「彰人くんが選ぶなら、それが運命だったんだよ——わたしたちの」


東 浩紀 (アズマ ヒロキ)
1971年生まれ。作家、批評家。ゲンロン代表取締役。『存在論的、郵便的』でサントリー学芸賞、長編『クォンタム・ファミリーズ』で三島賞を受賞。著書に『動物化するポストモダン』『一般意志2.0』他多数。

【著者紹介】
東浩紀 : 1971年、東京都生まれ。作家、批評家。株式会社ゲンロン代表取締役、『思想地図β』編集長。93年、批評家としてデビュー。99年、『存在論的、郵便的』(新潮社)でサントリー学芸賞を、2010年、初の単独長編『クォンタム・ファミリーズ』(河出文庫)で三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • みりあ さん

    東浩紀さんは自分が好きな雑誌とかサイトとかでよく見かける。三島賞を受賞した時、色んな好奇心が集結して物凄く読みたかったが文庫化するのを待つという結論に達し、したはいいけど結局初読はこの作品となった。本当に面白かった。流石サブカル等を徹底的に論じているだけはある。ツボを抑えてくる。こういう場面は無いと!キャラの性格はこう!とか。でもSF要素も凄くてハルヒの長門とか円城塔さんの「Self-Reference ENGINE」にある短編みたいな感じ。批評とかは分からないけど、とっかかりだけでも作ってみようかなあ。

  • 七月せら さん

    自由と繁栄を謳歌していた火星経済圏を取り巻く情勢の変化に激動する時代の中、1人の少年と少女は出会い、その古風な交際が彼らの運命を変えていく。火星の海を自由に泳ぐ魚がいたかもしれないように、いつか未来にそんな光景があるかもしれないように、無数に存在する選択肢からたった1つの今を選び取り続けていくということ。人は本当に何気なく、「かけがえのない今」を生きているのだと深く感じました。

  • うめ さん

    人は目の前に広がる無数の波の中から、たった一つを選び取り、出来事を”過去”へと変換できる能力を持つ。波動関数を発散させて再度収束させても、それはもう、前とは全く違うことなのだから。無限大の未来の前で1人の人間が選び続けた道は細く強靱であるが故に、無数に絡まり影響し合って、宇宙に消えない歴史を刻み続ける。人は、失敗して失って傷ついた事をも受け入れ、選び続ける強さを持っている。やり直さない力。膨大な情報と不確定の海の中から、この世界に唯一無二の今を選び続ける人の道はとても尊い。これだからSFはやめられない。

  • SOHSA さん

    『クォンタム・ファミリーズ』に続く東浩紀の小説第二弾。小説としての完成度は、やはりクォンタムより本作の方が上か。前半は背景と意図がなかなか見えづらく、やや辛抱が必要であったが、後半以降の流れるような展開は素晴らしかった。一見してSF小説ではあるが、クォンタム同様、本作も東の思想・世界観が色濃く織り込まれており読んでいて楽しい。これもまた、クォンタムと同じく再読、再々読することで、作者が底流に潜ませた新たなファクタが見えてくるような気がしてならない。東浩紀が嫌いでなければ、是非、お奨めしたい1冊である。

  • 紫伊 さん

    これは一人の男性の恋物語だと思う。あらゆる情報が溢れる世界で彼女について分かることは彼女が語る言葉のみ。「知らない」ことを彼は何度も後悔するけれど、知らないからこそできることもある。そしてすべてを知った上での最後の選択。それは彼にしかできない決断。火星で魚が泳いでいる魚に希望を見出すように彼の選択には未来があるなと思いました。

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