野良猫ケンさん

村松友視

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309020457
ISBN 10 : 4309020453
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
追加情報
:
192

内容詳細

一緒に暮らせそうもない、ケンカ三昧の極道野良に作家は魅入られていった…。愛猫アブサンの死から15年、気まぐれに村松家を訪れる野良猫ケンさんとの交流を温かく描く、感動の書き下ろしエッセイ。

【著者紹介】
村松友視 : 1940年、東京に生まれる。慶応大学文学部哲学科卒業。出版社勤務を経て、文筆活動に入る。1982年、『時代屋の女房』で第八七回直木賞、97年、『鎌倉のおばさん』で第二五回泉鏡花文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 秋製  さん

    作家さんを教えてもらいいました。タイトルにあるように「野良猫」特にケンさんの話がメイン。著書の「アブサン」物語の一部も載っている。松村さんは落語や歌舞伎、時代劇などがお好きなのだと思った。本書によく登場していたからである。

  • Maiラピ さん

    村松 友視さん初読。なんかほのぼの系で、そこに野生の厳しさや死生観などがチラホラ。・・・だけど、私は比喩や暗喩が自分の琴線がふるえたり、鳴ったりする文章が好きなのですが、著者の文はそうではありませんでした。たぶんもう手に取らないな。

  • きゃらぶ さん

    前半は「アブサン物語」と重複してるなと感じた。しかし除々に読み進めていくと、作者の亡きアブサンへの想いが強く感じられ、そして野良猫達に対する“野良という誇り”みたいなものを崩さず見守っていく姿に心を打たれた。私も現在、家猫が1匹・気にしてる野良猫が2匹いる。野良猫は「かわいそうだ」と決めつけている所があったけど、この本を読んで野良には野良の生き方があるという事に気づかさせてもらった。野良猫ケンさんはその後どうなったのか。作者と同じく「どこかでひっそりと復活の準備をしている」と思いたい。

  • 清少納言 さん

    家のガラス戸の外で織り成す外猫の盛者必衰を、ここまで仁義に溢れた交流を持ってしてみせる作者に、ただただ感服致す。野良猫や外猫と向き合ったことのない私にとって、それは新たな世界であり、いつか庭を持つ家をもったら、私も外猫と心を通わせてみたいと思わせた。それにしても、外猫の世界も、諸行無常である。ただ春の夜の夢の如し。

  • Maki Uechi さん

    ★★★☆☆ 我が家にもケンさんのような外猫さんがいました。白に黒ぶちの体の大きな雄猫で長いことボスとして君臨。ふてくされてぶうたれているような顔だったので「ふてぶう」と名付けていました。そしてケンさんのように年老いてそれから姿を見せなくなりました。読みながらケンさんとふてぶうを重ね少し胸が苦しくなりました。村松さんの外猫さんとの付き合い方に強い共感を覚えます。

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村松友視

1940年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。82年『時代屋の女房』で直木賞、97年『鎌倉のおばさん』で泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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