花酔ひ

村山由佳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163810706
ISBN 10 : 4163810706
フォーマット
出版社
発行年月
2012年02月
日本
追加情報
:
381p 19cm(B6)

内容詳細

結城麻子・東京の呉服屋の一人娘「夫婦のつながりは、セックスだけじゃないでしょう?」×桐谷正隆・千桜の夫。婿養子だが野心家「俺は、今すぐにでもあんたを抱きとうてたまらんのや」、桐谷千桜・京都の葬儀社の社長令嬢「もう逃がさへん。あんたはうちの奴隷や」×小野田誠司・麻子の夫。ブライダル会社の営業「お願いだから、もう苛めないでくれ」。共犯関係は緊張を帯び、秘密の濃度は高まり、堕ちていく―身も心も焼き尽くすねじれた快楽の行方。恋ではない、愛ではなおさらないもっと身勝手で、もっと純粋な、何か。夫婦だからこそ言えない秘密がある。『ダブル・ファンタジー』を超える衝撃の官能の世界。

【著者紹介】
村山由佳 : 1964年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。93年『天使の卵』で第6回小説すばる新人賞を受賞しデビューする。03年『星々の舟』で第129回直木賞、09年『ダブル・ファンタジー』で第22回柴田錬三郎賞、第16回島清恋愛文学賞、第4回中央公論文芸賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    二組の夫婦のW不倫のおはなし。W不倫自体は珍しい話でもないだろうけど、これが夫婦間で、となると話がデキスギなような。最後にはやっぱり終わるんだろうな、と予感はあったけれど、あの終わり方はどうなの?個人的に、着物の話と京都の風景がとってもすてきでした。村山さん、着物にはまってるのかな?

  • とし さん

    村山由佳さん初読み、読メさんの感想で読んでみました。ウィキペディアでは恋愛小説家と紹介されているけど???かな、人間の本音、心の闇、心の影がある事を、読者に突き付けているのか、聞きただしているのか、何ともです。重い小説の中に麻子と祖母トキ江さんの会話が入るのは良いな〜と思う。

  • きさらぎ さん

    東京呉服屋の麻子と京都葬儀社の婿養子桐谷。桐谷の妻千桜と麻子の夫ブライダル会社勤務の誠司。「人は出会うべき相手にしか出会わない」のだとしたら出会う順番が違ってしまったのだ。心の飢えは言葉で満たせるが性癖を自覚した体の飢えは日常では満足できなくなってしまう。でも満たしてくれる貴重な相手と出会うことができたら…自分を律することができるだろうか。自分の意志では止められなくなるから、気付かないフリをしたり、罪悪感で優しくしたりしているのかもしれない。東京と京都の距離と言葉の違いがそれぞれをよリ惹きつけてくれる。

  • takaC さん

    実のない話。というか、身も蓋もない話。終わり方も中途半端だった。

  • じいじ さん

    夫婦ではない相手との背徳的な性行為は、そこに罪悪感が存在する限りは、足掻けば足搔くほど深みにハマり抜け出せなくなるのだろう。表面上は上手くいっている二組の夫婦(東京と京都在住)、着物が縁で出会い深い関係に…。そこで展開されるW不倫劇…、79歳の私には過激な性癖についていけない部分もあった。でも、夫婦四人の視点で語られる構成の分かりやすさと文章の巧さで、面白い小説に仕上がっていると思う。舞台の京都・貴船は未踏の地、秋の紅葉のころに鞍馬・貴船神社あたりをのんびりと散策したくなった。

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村山由佳

1964年、東京都生まれ。作家

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