69 sixty nine 文春文庫

村上龍

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167190071
ISBN 10 : 4167190079
フォーマット
出版社
発行年月
2007年08月
日本
追加情報
:
16cm,246p

内容詳細

1969年。安田講堂事件が起き、東大は入試中止。アポロが月に行き、ビートルズが「アビーロード」を、ローリング・ストーンズは「ホンキー・トンク・ウイメン」をリリースした。ベトナム反戦運動が高まり、基地の町・佐世保で、僕は高校をバリケード封鎖した―。明るく楽しく生きる青春のエネルギーに満ちた日々を描いた永遠の古典。

【著者紹介】
村上龍 : 1952(昭和27)年、長崎県佐世保市生まれ。武蔵野美術大学中退。大学在学中の76年に『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。81年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、98年に『インザ・ミソスープ』で読売文学賞、2000年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、05年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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村上龍の青春小説 たくさん笑ってたくさん...

投稿日:2021/04/25 (日)

村上龍の青春小説 たくさん笑ってたくさん感動致しました。フィクションですがほぼ村上龍の実体験❓かなと思いました。こんな青春過ごしたかった

まつ2020 さん | 大阪府 | 不明

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元々、龍さんの小説は好きだ。特に「トパー...

投稿日:2021/04/17 (土)

元々、龍さんの小説は好きだ。特に「トパーズ」とか「フィジーの小人」あたりの変態チックなお話が大好きだ。  本書はそういった一連の龍さんの作品と比べるといささかポップなイメージがする。コルトレーンで言えば「バラード」あたりの当たり障りのないあの感じなのだが、それまでのどの作品よりも共感を持ってしまった。解説で龍さんがあとがきで林真理子も言っているが、「面白い作品」だと思う。  ケン。つまりは高校生龍さんのあのパワフルさ、インセントなやんちゃさ、そして大人に対して毅然と立ち向かう愚直さはなんか「ムカつくから滅茶してた」中高校生の自分と重なる。そして「ああ。なるほど。こう過ごしたからああなったわけね」と龍さんと龍さんの作品に対する説明書?の役割も果たしているような気がするのは自分だけだろうか?  だけども、星は四つだ。  なぜならそれは69年の空気や勢いを知らないことへの僕のささやかな嫉妬である。

boggie999 さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おしゃべりメガネ さん

    初めて読んだのはおそらく主人公「ケン」と同じ高校生の頃なので、20数年ぶりの再読です。40になってから読むには、正直違ったエネルギーが必要になってしまった作品かもしれません(あくまでも自分にとってはですが)。これだけ無邪気に、何に対してもまっすぐでコワいモノしらずに向かっていける主人公たちに羨望の眼差しを向けるとともに「もう、こんな素晴らしい時代が自分にはこないんだよなぁ」という現実感がクロスしてしまい、何とも言えない読後感を味わいました。とはいっても自分は’75年生なので、リアルタイムではないのですが。

  • HIRO1970 さん

    ⭐️⭐️⭐️久々の村上龍さん。結構古い本で30年程、前のものです。表題の年に17歳の高校生だった時の実際のお話のようでした。残念ながら表題から想像されるような淫靡な話では無くて、一般的には誰もが楽しい高校時代が69年当時の佐世保ではどんなものだったかを40歳間近の著者が書き出した作品です。いつもの龍さんとはかなり趣きの異なる著作なだけに著者の人間性のプリミティブな本質が良く見えるもので若い時から破天荒でお祭り好きな性格である事を初めて知りました。楽しい青春物語が好きな人にはオススメします。

  • てち さん

    学生の頃が一番無駄にエネルギーが使える時期だと私は思う。くだらないことに対して際限なくエネルギーを使えるのだ。しかし、だんだん大人になると、バカバカしくなり無駄なエネルギーを使わなくなる。でも、このエネルギーの浪費がなかったら人生は無味乾燥としたつまらないものになるであろう。この作品は、凄まじいエネルギーに満ち溢れている青春小説である。楽しむためには、エネルギーがいる。たまには大人も無駄なエネルギーの浪費をしてみても良いのではないだろうか。

  • はっせー さん

    久しぶりに読んでみた。高校生ならではのバカバカしさと青春を全力楽しんでいる雰囲気がここまで伝わる作品であった!タイトルになっている69とは1969年のことである。著者の村上さんの実体験を元に書いた小説になっている。主人公のケンが色んなことに手を出し挫折し最後は成功する話。なんといっても読んでて笑ってしまうことが多く、私の高校時代の思い出まで思い出してしまうほどであった!この本の時代の1969年は私にとっては歴史の話である。その時代の雰囲気や事実などもこの本から感じる。歴史と青春を知れる一石二鳥の本である!

  • ehirano1 さん

    ご本人の自伝とのことですが、パワー全開で捧腹絶倒でした。高校生はこれくらいあっても良い(=たくさんバカやって年喰ったらあの頃は散々バカやったよな、くらい言える方が良い)とさえ思います!と改めて思い、過ぎた私自身の高校生時代を懐かしく思いながらノスタルジックに浸りました。

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人物・団体紹介

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村上龍

1952年長崎県生まれ。1976年『限りなく透明に近いブルー』で第七五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で第三回野間文芸新人賞、『半島を出よ』では第五八回野間文芸賞、第五九回毎日出版文化賞を受賞。映画化・監督作品も多数。メールマガジン「JMM」主宰、「カンブリア宮殿」(テレビ東京)にメイン

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