櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。

村上龍

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784584134238
ISBN 10 : 4584134235
フォーマット
出版社
発行年月
2012年05月
日本
追加情報
:
179p 19cm(B6)

内容詳細

村上龍、待望のエッセイ最新刊!
衰退するこの国を襲った未曾有の危機。生かされた私たちに、いま何が問われているのか?「絆」という美しい言葉が隠蔽する問題の本質とは? 失われた希望と欲望の時代に、村上龍が発する痛烈なメッセージ。「同情ではない。怒りだ!」

【目次】

・婚活ブームとこの国の未来
・海の向こうの戦争
・テロという選択肢
・基本的に下の世代には興味がない。
・期待は甘えとほとんど同義語だ。
・日本人すべてに与えられた試練
・ダメ元で、レバ刺し!
・「憂鬱」と「希望」
・「差別」と「偏愛」
・「満足」より「感動」
・飢餓と食の汚染
・若者は常に時代の犠牲者
・『半島を出よ』と韓国映画
・若者の病理と文学
・有名と無名のメリット
・プロテニスと国際化
・「3・11」から一年
・櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ばりぼー さん

    「満開の桜を見て不安に思うのは、自身の心象風景を重ね合わせてしまうからだ。東日本大震災の後、『絆』という言葉が氾濫しているが、被災地、被災者を思う気持ちだけでは解決できない問題が山積みしていて、『絆』という美しい言葉が、そのことを隠蔽する危険性がある。そのもっとも大きく、象徴的なのは『瓦礫』だろう。東日本大震災による瓦礫は、単なる残骸や廃棄物ではない。津波によって破壊され押し流された『生命と生活の象徴』でもある…。」美しいものが醜悪なものによって支えられているという負の想像力に圧倒されます。

  • 団塊シニア さん

    どんなテーマであっても真摯に取り組む姿勢は今回も期待を裏切らない内容です。決して若者に迎合することもなく読者受けを狙うわけでもなく質の高い作品を目指す村上龍のシャープな切り口、迫力ある文体には共感できます。

  • 美紀ちゃん さん

    花の写真がとてもキレイ。龍さんご自身が撮影したようです♪

  • ヨクト さん

    村上龍さんの言葉は鋭くぼくの心に突き刺さる。情報が氾濫するするこの時代に、正確に社会を捉えること、自分の考えを持つことは難しい。でも、龍さんの時に冷淡とも思える言葉は大いに味方になってくれる。あくまで参考であって、龍さんの視点を自分なりに反芻することで、少しはまともな若者になれるかな。小説の主人公にはなり得ないけれど、自分に希望を持とうとする現代の若者がここにいる。

  • 百太 さん

    村上龍の物言い結構好きなんですよね〜。

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人物・団体紹介

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村上龍

1952年長崎県生まれ。1976年『限りなく透明に近いブルー』で第七五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で第三回野間文芸新人賞、『半島を出よ』では第五八回野間文芸賞、第五九回毎日出版文化賞を受賞。映画化・監督作品も多数。メールマガジン「JMM」主宰、「カンブリア宮殿」(テレビ東京)にメイン

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