オールド・テロリスト

村上龍

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163902395
ISBN 10 : 4163902392
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
追加情報
:
565p;20

内容詳細

経済の衰退した近未来の東京。「満州国の人間」を自称する謎の老人達が、次々に凄惨なテロを仕掛け始めるが…。著者の新たな代表作。
日本はもう一度、焼け野原になるべきなのか?



【著者紹介】
村上龍 : 1952年長崎県生まれ。67年『限りなく透明に近いブルー』で第七五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、『半島を出よ』では野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    前回のエッセイ「ラスト・ワルツ」は老い過ぎでしたが、やっぱり村上龍は小説という感じがします。560P超一気読みしました。最後は少し尻すぼみでしたが、村上龍の特徴(変態性、国際金融・政治情勢、テロ、海外の薀蓄等)を散りばめ、後期の代表作と言っても良さそうなパワーのある作品です。

  • Yunemo さん

    「55歳のハローライフ」以来の著者作品。表紙に惑わされて!本著、手に取った際と読了後、感覚がまるで違います。「キニシスギオのグループ」いわゆる老人たちが、主張する場、もっと活躍の場を与えて欲しかったかな。いつの間にか、セキグチと正体不明のカツラギのコンビが中心となりすぎた気配。後期高齢者が日本を変えようと立ち上がる様子が読み取れずに四苦八苦。前半のそれぞれの立ち振る舞いと何の説明もなく後半のギャップ差がありすぎたかも。あまりに重くなりすぎて、自身の感覚マヒ状態。何だか、突き放されて読了させられた不思議感。

  • morinokazedayori さん

    ★★★テロの描写がリアルで臨場感に溢れ、気分が悪くなる。セキグチの虚無感とカツラギのたおやかさの描かれかたが見事。老人たちがテロを起こそうと思わない理想とする社会と今の社会との差は何なのかと、考えさせられた。

  • 優希 さん

    面白かったです。老人たちの暴走に巻き込まれて行く神経衰弱状態にある記者のセキグチ。後期高齢者たちが日本を変えようとテロへと走る様子には強い生命力を感じました。セキグチら中年は奮起した老人たちにどう立ち向かうのか。グイグイ引き込まれる展開の中に見たくもない現実がリアルに織り込まれています。理想とされる社会、そして現実。何故オールドテロリストが生み出されるのか考えさせられました。リアルな時代を見せつけられているようです。エンタメとして成立させながらこの世界は狂っていない肯定性を表明していると思いました。

  • kishikan さん

    村上龍さんは、春樹さんほどじゃないけどそこそこ読んでいて、でもはずれがないというか、面白いというか、結構心に残るものがあって、この本もそうだった。この本は近未来という設定で、社会に反旗を翻すお年寄り達の物語だけど、どこか伊坂風だなと思ったのは僕だけだろうか。伊坂と異なるのは、政治や経済的の話も交えて描いているからで、そこら辺は「カンブリア」に出演したり、JⅯⅯの主宰者たる面目躍如といったところ。「希望の国のエクソダス」とのリンクもあるけど、お年寄り達によるテロが何を目指しているのかが分かりにくく、残念。

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村上龍

1952年長崎県生まれ。『限りなく透明に近いブルー』で第七十五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。「トパーズ」「KYOKO」で映画監督も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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