キャンドル フレーベル館文学の森

村上雅郁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784577049211
ISBN 10 : 457704921X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
追加情報
:
312p;20

内容詳細

冷たく凪いでいたぼくの心にゆれる小さくてもたしかな炎。心に火をつける傑作!熱く切ない絆の物語。

【著者紹介】
村上雅郁 : 1991年生まれ。鎌倉市に育つ。2011年より本格的に児童文学の創作を始める。第2回フレーベル館ものがたり新人賞大賞受賞作『あの子の秘密』(「ハロー・マイ・フレンド」改題)にてデビュー。2020年、同作で第49回児童文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • みかん🍊 さん

    幼い頃母親を亡くした螢一と女装男子の翔真、小学生の二人の友情物語でもあり大切なものを守る為に諦めない強い気持ちを持つという事を教えてくれる話でもあった。備品室で見つけた箱に触れてからある女の子の意識が流れ込んでくる様になり彼女は一体何者なのか、大切な人を裏切ってしまったという強い後悔の念から卒業生らしい彼女を探し出すという翔真と螢一、諦めて折り合いをつけるという事が大人になるという事だと思う螢一、自分を曲げず諦めずに立ち向かうという翔真、二人の道は分かれてしまうのか。

  • ヒデミン@もも さん

    読み友さんの本。それもサイン本。大事な本を貸してくれてありがとう。挿画がいい。対象の小学生、中学生がどんな感想を持つのか聞いてみたい。

  • anne@灯れ松明の火 さん

    300ページ余りを一息に読んでしまった。読んでいる間、苦しかった。しんどかった。でも、途中で止まれなかった。だって、みんな、しんどい思いを抱えていたから。心の中に暗闇を抱えていたから。そして、最後は、みんなが動き始めたから、止まれなかった。彼らがどうするのか、どうなるのかを見届けたかったから。抱えていた暗い闇。でも、真っ暗ではなかった。どんなに小さくても、キャンドルの灯は消えていなかった。だから、彼らは大丈夫だった。主人公と同年代の小中学生は勿論だが、大人にもきっと刺さる作品。 #NetGalleyJP

  • れっつ さん

    自分のアイデンティティを貫いて女子の格好をし、からかわれると得意の空手でやっつける翔真はカッコイイ!けれど、明るく振る舞っていても何かと風当たりが強く、同級生の螢一と幼馴染みの石川が心の支えだ。螢一もまた心に暗さを抱えており、あるきっかけで知らない女の子の感情が自分のことのように降りてくるようになって、そのことが翔真との関係に影響を及ぼす…。大切な人に自分の本当の思いを伝え損ない、大切な人の思いを大事にできなかった後悔。不思議な展開を通して、あの時灯った小さな光が、時を超え温かさを増すような読後感だった。

  • dolce vita さん

    学校という不自由な箱。社会性や協調性を養う場では規則がないと収拾がつかなくなる。でも自由の裏側にあるものと自由の意味をよく考えて、規則を押し付け個性を認められない状況に変革と、そしてもっと柔軟に、自分らしく生きられるような手助けができる場にできたらいい。それに伴う責任も自分でとれるようにして。自分の道を曲げない強さと実質的な強さを兼ね備えた翔真と蛍一のほっこりさ、そして何より愛情が炸裂するお父さんが素敵だった。#NetGalleyJP

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村上雅郁

1991年生まれ。鎌倉市に育つ。2011年より本格的に児童文学の創作を始める。第2回フレーベル館ものがたり新人賞大賞受賞作『あの子の秘密』(「ハロー・マイ・フレンド」改題)にて2019年にデビュー。2020年、同作で第49回児童文芸新人賞を受賞。2022年、『りぼんちゃん』で第1回高校生が選ぶ掛川文

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