いま、“日本”を考えるということ 河出ブックス

木村草太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309624938
ISBN 10 : 4309624936
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
278p;19

内容詳細

いま、この国の課題は何なのか、いったいどうすればよいのか―。現代日本を代表する知性が徹底的に問い直す。憲法学者、社会学者、建築家―3つの視点が化学反応を起こす白熱のシンポジウムに、渾身の書き下ろし論考をあわせた、知的興奮の書。

目次 : 1 シンポジウム(住宅の起源から考える/ 憲法は細部に宿る―テロ・家族・緊急事態/ 現実をどう乗り越えるか/ 鼎談 山本理顕×大澤真幸×木村草太 “日本”をどう見るか、これからどう生きるか)/ 2 論考(1933‐2016/ 日本人の空威張り/ 地域社会圏と未来の他者―山本理顕と大澤真幸の好奇心を引き受ける/ 補論 公共建築における創造と正統性―邑楽町建築家集団訴訟の示唆)

【著者紹介】
木村草太 : 1980年生まれ。首都大学東京法学系教授。専攻は憲法学

大沢真幸 : 1958年生まれ。社会学博士。京都大学大学院教授などを歴任

山本理顕 : 1945年生まれ。建築家。1973年、山本理顕設計工場設立。横浜国立大学大学院教授などを歴任。建築作品に、埼玉県立大学、横須賀美術館、横浜市立大学YCUスクエアなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • けんとまん1007 さん

    正直、山本さん、大澤さんのことは知らなかった。しかし、凄い。最後に木村さんのあとがきにあるとおりで、知的刺激に溢れた1冊だと、自分は思う。山本さんの建築の根底にある視点、大澤さんのこの国の切り口と分析の凄さが、わかるレベルにはまだまだ到達できないが、十分感じ取れる。帯にあるとおり、この国はどこへ行くのかは危惧している。その時になって、また、慌て諦めとなるのではと思っている。しかし、そんな風にはなってほしくないし、してはいけない。目の前のことを見つつ、将来を考えること。この繰り返しと、アクション。

  • 勝浩1958 さん

    大澤氏の”現実をどう乗り越えるか”で指摘された「パリのテロと集団的自衛権の問題を関連付けて考えている人はほとんど見ません。そうなると、日本人は本当に集団的自衛権のことに関心をもっていたのか、疑わしくなる。」には、唸ってしまった。現政権は、集団的自衛権に絡めてこの事件に対する声明を発表したのだろうか。さらに、シリア難民をイスラム諸国が受け入れないのは、文明の間の衝突よりも、イスラム諸国同士の方がよほど仲が悪く、本当の喧嘩は文明の内側にあるので、国々がまとまって脅威に立ち向かう集団的自衛権は機能しないと言う。

  • 犬養三千代 さん

    山本理顕さん、大澤真幸さん、木村章太さんの共著。 山本理顕さんを全く知らなかったので新鮮に読めました。ハンナ·アレントの思想が根底にあるんだなと言うことがわかった。公共を含む住宅って自分に引き寄せて考えると店舗付住宅くらいしか思いつかない(¯―¯٥) 建築されなかった(コンペで一位でも)公共施設、市長交代がその理由だ。利権のおこぼれに与れ無かった勢力が足を引っ張る。 大澤真幸さんの論考も良かった。 まとめは木村章太さんの普遍的規範は、官僚的支配やアイロニカルな没入に至るのを防ぐ装置とのこと。良書。

  • Mao さん

    「行為の妥当性を承認するのは『第三者の審級』でなくてはならない」…難しい、けれど面白い。  住宅の形式によって社会が変わっていく様子も面白かった。

  • Yoshihiro Yamamoto さん

    B+ 木村草太を初読み。憲法学者と建築家と社会学者の鼎談を含めた日本論(?)。木村氏は邑楽町の建築家集団訴訟に関心を持ち、この本を編集した。コンペに手弁当で参加した方々の作品の価値について改めて考えることができた。しかし、何よりも印象的だったのは、山本理顕氏の建築に対する公共的空間の考え方だった。昔は家に「縁側」や「応接間」という準公共スペースがあり、コミュニティが形成に一役買っていたが、現在の住宅にはそれがない(個化)。都市の未来を考えるにはその辺から考える必要があるのではないかと痛感した。

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