雪子さんの足音

木村紅美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062209830
ISBN 10 : 4062209837
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
追加情報
:
128p;20

内容詳細

東京に出張した薫は、新聞記事で、大学時代を過ごしたアパートの大家・雪子さんが、熱中症でひとり亡くなったことを知った。
20年ぶりにアパートに向かう道で、彼は、当時の日々を思い出していく。

人間関係の襞を繊細に描く、著者新境地の傑作!

第158回芥川賞候補作。



【著者紹介】
木村紅美 : 1976年兵庫県生まれ。小学校6年生から高校卒業まで宮城県仙台市で過ごし、現在の実家は岩手県盛岡市。明治学院大学文学部芸術学科卒。2006年に「風化する女」で第102回文學界新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    第158回芥川賞受賞作・候補作、3作目(3/5)です。木村紅美、初読です。候補作品1作のみなので、帰りの電車で一気読みでした。都会の人間関係の距離感と孤独死を考えさせられる作品、テーマの割には暗さが控えめな内容です。芥川賞受賞には少し暗さが足りなかったのかも知れません。

  • 雪風のねこ@(=´ω`=) さん

    前半期同賞候補となった4時過ぎの船に主題が似ているかな。人は誰しも、誰かを気遣い、気遣われたいと願うものである。それを自分の都合の良い所だけを千切って他は棄ててしまうのは、まだまだ子供と言えよう。それじゃあ人に好かれる事も、小説を書く事も出来まい。何か現代における少子化の遠因ともなった様な感じがして、少々肌が粟立つ感じもする。墓参りしてやれよ、薫。小野田と一緒にね。そうでなければ、他人どころか自分すらも愛する事は出来ない。永久にね。

  • fwhd8325 さん

    薫、小野田さん、そして雪子さん。切り取った景色のようだけど、心の澱のように染みついて離れない。雪子さんの無垢であることは、美しいではなく怖さを秘めている。考えれば、それを利用しているような罪悪感もある。時代が流れ、景色の変化も映し出されるが、あの頃の景色は、むしろ鮮明になって記憶を呼び起こしてしまう。切なさと同時に、時の流れ、人生は常に残酷さと背中合わせにあるのかもしれない。

  • ででんでん さん

    息子を亡くした70歳くらいの雪子さんの孤独、そこから来ると思われる若い店子へのものすごい介入ぶりは、断ろうと思えばシャットアウトできるのではないか(留守中に入られるのは無理だけど)。雪子さんがそうなる気持ちもわからないことはない。(息子の存在は逆に彼女にとってストレスでもあったかも?)。それよりも私が不快に感じ、理解できなかったのは、その介入をしぶしぶ?受け入れ、当然のように差し入れのごはんのメニューを指定する薫。そして小野田。彼が主人公(語り手)なので、共感がしづらく、最後まで違和感を抱いたままだった。

  • なゆ さん

    大学生の頃に住んでたアパートの大家さんだった雪子さんが亡くなったことを知り、当時のことを思い出す。他人との距離感のとり方の難しさ、だなぁ。過剰なおせっかいが重なるともうほとんどホラーの世界。なにかに搦め捕られそうなザワザワ。え?そんな作風だっけ?こんなに優しげな表紙なのに。雪子さんの言う“サロン”もわからないではないけど、出てくる3人ともが不器用で何かズレてる。薫だって、おいしいトコは甘えてた訳だしそこはズルい。小野田さんも闇がありそうで。でもきっと、この後で改善されたんだろう、と思いたい。

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人物・団体紹介

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木村紅美

1976年生まれ。2006年、「風化する女」で第102回文學界新人賞を受賞しデビュー。2022年、『あなたに安全な人』で第32回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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