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木内昇

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103509561
ISBN 10 : 4103509562
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan

Content Description

恋も仕事も占いで楽になる。そう思っていたのに―女たちの迷いと希望を鮮やかに描く七つの名短篇。

【著者紹介】
木内昇 : 1967年東京生まれ。出版社勤務を経て独立し、インタビュー誌「Spotting」を創刊。編集者・ライターとして活躍する一方、2004年『新選組幕末の青嵐』で小説家デビュー。08年に刊行した『茗荷谷の猫』で話題となり、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。11年に『漂砂のうたう』で直木賞を受賞、13年に刊行した『櫛挽道守』は中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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占いをめぐる、短編集です。占いが好きな人...

投稿日:2021/03/16 (火)

占いをめぐる、短編集です。占いが好きな人にも嫌いな人にも読んでもらいたいです。自分の願望が、目を曇らせてしまうことの危うさを感じました。いろんな占い師のそれぞれの言葉が印象的で、味わい深いです。

はれ さん | 島根県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    木内 昇は、新作中心に読んでいる作家です。著者の巧さが際立つ占い等に纏わる連作短編集でした。オススメは、『深山町の双六堂』&『鷺行町の朝生屋』です。私は、占いや風水、御神籤等の類いは、一切信じていません(笑) https://www.shinchosha.co.jp/ura/

  • fwhd8325

    とっても面白く読みました。木内さん作品は、描いている世界へ誘うように引き込まれます。この7編の作品集は、微妙な関わりを感じさせます。昭和初期には、占いから派生した新興宗教もブームになったと聞きます。怪しげな世界は、占いという不確かなものへすがる人の弱さであったり、それを操る人の強欲さであったります。木内さんは、そうした人の心を唸るほど巧みに描いています。これは、相当に面白い作品集だと強く思うのです。

  • いつでも母さん

    占いに纏わる短編7作。7人の女あれこれ。リンクする作品もあって木内さんが巧い。占いは自分に都合のいいようにしか信じない。それくらいで丁度いい。気にしだしたらキリが無い。暮らしを左右するほど嵌っては危険。親子、夫婦、家族、恋愛、仕事、世間・・ヒンヤリするのもあって面白く読んだ。

  • 星落秋風五丈原

    別短編の脇役が主役になったりする占いメインのオムニバス短編集。「宵町祠の喰い師」悪い夢を食ってくれる獏みたい。「鷺行町の朝生屋」子供こわい。「頓田町の聞奇館」知り合いの祖父の肖像画に恋してイタコ寄せをするが全然理想の人になってくれない件が面白い。『深山町の双六堂』今でいうところのランキング?「時追町の卜い家」自分にとって良い結果を言ってくれる占い師を探し回って散財する女性。「北聖町の読唇術」考えすぎてもだめだよという話。

  • モルク

    大正時代の占いにまつわる女たちを描いた7つの短編集。ところどころ主人公たちが繋がっていたりしてそれを見つけるのも嬉しい。この中でちょっと異色の「宵待祠の喰い師」がとてもよかった。ここに出てくる綾子がスカッと決めてくれてかっこよかった!実家の今は亡き母が、占いというか占い師にのめり込み、直ぐに聞きに行っていた。自ら考え決断することをしなくなり、まわりの意見を聞く耳を持たず振り回されて閉口した苦い思い出がある。皆さま、占いはアドバイスにとどめ、ほどほどにね!

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