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D町怪奇物語 幻冬舎文庫

木下半太

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344423930
ISBN 10 : 4344423933
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan

Content Description

作家デビュー前の「わたし」が、寂れたD町のバーの店主だった頃、日々怪異なものばかり目にした…。事故を誘発するマグカップ。意志を持ったサイコロ。「金縛りに遭う様子を見ていてくれ」と懇願する客。人に言えないモノが映ったラブホテルの映像―。ここは磁場が歪んでいるのか、それとも「わたし」が引き寄せているのか?戦慄の13編。

【著者紹介】
木下半太 : 1974年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    作家になる前の木下半太さんが大阪でバーの店主だった頃の実体験(?)を描いた13編の連作怪奇短編集ですね。本書の題名は間違いなく江戸川乱歩さんの古典名作短編「D坂の殺人事件」を意識されての事でしょうね。著者がバーを営業するD町は何故か次々と怪異な事件が続く異世界なのですね。『ときめき過ぎる男』はアメ村のメキシコ人屋台で買った仮面の描かれた不吉なマグカップが人々の死を招くのですが、その意外な真相は実は持ち主の願望を叶える能力で買った男が「みんな死んでしまえ」と呟いたからという真に巧妙でブラックなオチでしたね。

  • 相田うえお

    ★★★☆☆20031 ん?『D町怪奇物語』 だって?木下さん作品なので怪奇モチーフのドタバタ喜劇集かな?と思って1本目を読んだら、ど直球の恐怖小説じゃないですか!(怖い系に免疫無しの当方にとっては、ですが。) それでも気合いを入れて残りの話を読み進めたら「こわ〜っ!」っていう話は13本中の数本だったのでまだ助かりました〜。(怪奇物語なのに、そんな言い方も変だけど。)どちらかというと奇妙系なんでしょうね。っていうか、後半になったら やっぱりドタバタ話になってるのがあったよ〜!それと、あとがきもよかったね。

  • ちーたん

    ★★★☆☆作家デビュー前の木下さんの体験記?寂れたD町のバーの店主だった頃の怪異な13話。@『ベランダの女』が…A『ときめき過ぎる男』のマグカップ…B『真夏の妊婦』がずっと…C『おれ、ひところしてん』と聞こえ…D取材した『廃墟の三面鏡』Eサイコロが…『魔物』F『真夜中の怪談大会』の勝者は…G『押し売りマジシャン』のDVDH金縛り『黒いスカート』I事故物件『夫婦幽霊』J車の『うしろを見るな』K『カウンターの復讐屋』は…L出会った『シンデレラと死神』◆実話風なので奇譚テイスト。笑えたIと一番長編のKが好き!

  • papako

    面白かったー。作者らしいホラー短編集。いろんな怖さがある。かなり短いので、テンポよく怖がれる。『真夏の妊婦』とかめっちゃ怖い!『カウンターの復讐屋』なんて長編いけそう。どれも仕掛けがあって、ちゃんとオチがあってすごい。しかし読んでると、どうしてもマスターがマッキーになってしまう!うん、面白かった。

  • やも

    D町にあるバー店主が見聞きする怪談あれこれ13話@ベランダに弁当の空A呪いのマグカップBいつもコンビニ前にいる妊婦C人の心の声が聞こえるD三面鏡に写ったのは…Eあの匂いは本物の…FB君優勝!Gマジシャンが見せたトリックはH喪服のあの子I幽霊の夫婦喧嘩Jうしろの人は誰?K復讐屋に依頼が2件、3件…L会って3分で申し込まれたデート▶戦慄の13話って書いてあるけど都市伝説的な。音や画像もなしに、文章だけで私をひんやりさせるのは難しいぜ😆あとがきの、木下さんの体験談が1番グッときた🥺きっと神様だったんだよ!

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