眩 新潮文庫

朝井まかて

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101216317
ISBN 10 : 4101216312
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
追加情報
:
454p;16

内容詳細

あたしは絵師だ。筆さえ握れば、どこでだって生きていける―。北斎の娘・お栄は、偉大な父の背中を追い、絵の道を志す。好きでもない夫との別れ、病に倒れた父の看病、厄介な甥の尻拭い、そして兄弟子・善次郎へのままならぬ恋情。日々に翻弄され、己の才に歯がゆさを覚えながらも、彼女は自分だけの光と影を見出していく。「江戸のレンブラント」こと葛飾応為、絵に命を燃やした熱き生涯。

【著者紹介】
朝井まかて : 1959(昭和34)年大阪府生れ。広告会社勤務を経て独立。2008(平成20)年小説現代長編新人賞奨励賞を受賞して作家デビュー。’13年に発表した『恋歌』で本屋が選ぶ時代小説大賞を、翌’14年に直木賞を受賞。続けて同年『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞を受賞した。’15年『すかたん』が大阪ほんま本大賞に選出。’16年に『眩』で中山義秀文学賞を、’17年に『福袋』で舟橋聖一文学賞を受賞。’18年、『雲上雲下』が中央公論文芸賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • sin さん

    視点は北斎の娘…その画業の凄さに分かったような穿った見方で北斎その人を捉えていたが、ここに人間北斎を教えられた気がする。生きる上でその生業だけでは完結しない人との係わり、絵師と清濁併せ持った社会…自身も絵師であるお栄はその仲立ちとして絵師の心持ちを云わば体現し、そのうえで自身の違和感をも訴えかけてくる。現代で云うと影武者である。姑息ではあるが時太郎の指摘は利権利権の現代感覚に通じる。しかし、そんな野暮はうっちゃって想うよう好き勝手に生きることが許されない時代に好きな世過ぎで生きぬいた絵師(父娘)の物語だ。

  • 佐島楓@執筆中 さん

    葛飾北斎の娘、応為の物語。芸道に生きるゆえの苦悩、添い遂げられなかった恋。朝井さんはご自分を応為に重ねてお書きになったに違いない。女だてら、という言葉に当時の女性の生き方も想像した。人生が書かれている作品である。

  • エドワード さん

    葛飾北斎の娘の女絵師・お栄、雅号は應為。北斎が「オーイ!」と呼ぶからそのまま号にしたと何かの本で読んだ気がするが、本書ではその説は採らない。今や世界のホクサイも下町の長屋住い、貧乏暇無し、描いて旅して引越して、筆使いの迫力、江戸の暮らし、絵師、版元、吉原、様々な人々が生き生きと動き出す面白さ。渓斎英泉こと善次郎への密かな想い、性根の腐った甥の時太郎の不始末に追われるうちに、大切な人々に先立たれていくお栄だが、いつでも前を向いて生きていくお栄の清々しさ。最後に描く「吉原格子先図」が見事に個性を発揮している。

  • TATA さん

    絵師の話というと、「等伯」や「花鳥の夢」ではその業の深さを感じましたが、本作では葛飾北斎の娘、応為が自身の能力の発現に悩んだ日々が描かれる。そこらへんはまかてさんの筆で艶っぽく描かれる部分も。天才の父と過ごしながらもただ一人の絵師としての成長を模索し続けた生き方に共感できました。

  • ぴー さん

    北斎の娘、お栄。父の背を追いながら、当時珍しい女絵師として、己の絵に向かい続けた人。朝井まかてさん初読みだったので、てっきりもっとライトな江戸物かと思っていたら、重みのある歴史物。居住まいを正して読んだ。お栄は気っ風のいい姐さん。何よりも絵を描くことにのめり込み、そのほかのことはおざなりになりがち。そんな暇があるなら絵を描いていたい。絵に焦がれる気持ちに胸が一緒に熱くなる。江戸も現代も、家庭のあれこれや金の工面には苦労する。地に足をつけながら、絵師の視点で江戸を見た。とても気持ちの良い読み心地だった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

朝井まかて

1959年大阪生まれ。甲南女子大学文学部卒業。2008年『実さえ花さえ』(のちに『花競べ』に改題)で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し作家デビュー。2014年『恋歌』で直木賞、『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞、2016年『眩(くらら)』で中山義秀文学賞、2017年『福袋』で舟橋聖一文学賞、2018年『雲上

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品