新聞記者 角川新書

望月衣塑子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040821917
ISBN 10 : 4040821912
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
224p;18

内容詳細

官房長官会見に彗星のごとく現れ、次々と質問を繰り出す著者。脚光を浴び、声援を受ける一方で、心ないバッシングや脅迫、圧力を一身に受けてきた。演劇に夢中だった幼少期、矜持ある先輩記者の教え、スクープの連発、そして母との突然の別れ…。歩みをひもときながら、劇的に変わった日々、そして記者としての思いを明かす。

目次 : 第1章 記者への憧れ(演劇に夢中になったころ/ 小劇場へ、母と ほか)/ 第2章 ほとばしる思いをぶつけて(鬼気迫る形相で警察に挑む先輩記者/ 情熱をもって本気で考えるかどうか ほか)/ 第3章 傍観者でいいのか?(編集局長への直訴/ 菅野完さんが持っていた受領証 ほか)/ 第4章 自分にできることはなにか(抑えきれない思い/ 男性特有の理解? ほか)/ 第5章 スクープ主義を超えて(突然の激痛/ あの手この手、官邸の対応 ほか)

【著者紹介】
望月衣塑子 : 1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。慶應義塾大学法学部卒業後、東京・中日新聞に入社。千葉、神奈川、埼玉の各県警、東京地検特捜部などで事件を中心に取材する。2004年、日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑の一連の事実をスクープし、自民党と医療業界の利権構造を暴く。東京地裁・高裁での裁判を担当し、その後経済部記者、社会部遊軍記者として、防衛省の武器輸出、軍学共同などをテーマに取材。17年4月以降は、森友学園・加計学園問題の取材チームの一員となり、取材をしながら官房長官会見で質問し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    『出過ぎる杭は打たれ続ける』を思った。「きちんとした回答をいただけていると思わないので、繰り返し聞いてます。」これのどこが分からないのだろう。嚙み合わない質疑応答は国民の誰しもが思うはず。同業他社の記者クラブよ、時の権力に迎合するのか!お前は。と思う私はTVのこちら側。『空気を読まない』東京新聞・望月記者。今日も菅官房長官に質問をしているのだろう。こういう人がいる限り、私はやっぱり新聞を読む。(あゝ、絶対に映画も観たい。)

  • ケンイチミズバ さん

    政権にすり寄り配慮した報道機関というのがあからさまに存在するようになった。FOXみたいにトランプの広報をするだけの放送局もある。政治家も人間だし、失敗も間違いもするし欲もある。国益を損ねる行動や国民を欺く行為をすれば正されなければならないのに十分な説明も追及もなされないままグレーでお咎めなし。社会に漂うあきらめや無関心が増え益々増長する。反対勢力を貶め、気に入らない発言を排除したい、そのために公安警察まで利用しあらを捜し脅迫までもする、ネットで攻撃する。それでも戦う新聞記者もいることに少しの光はある。

  • kinkin さん

    最近いや約1年前から新聞をほとんど読まなくなった。コラムとお悔やお悔やみ欄ぐらいだ。社説や経済、事件にしてもネットが主になってきた。それが正しいかはわからないが。だから新聞は止めるとい行ったら新聞販売店に拝み倒されて取り続けている。著者のことは森友などの会見で知ることになった。時とともに手を上げても指名されなくなった。おざなりの会見、質疑応答。それが日本のマスコミの実態だ。事件・事故のことは大きくなったも政治に対するスタンスはどこも同じ。もっと独自の追求そして質疑応答の平等化が望まれる。図書館本

  • 『よ♪』 さん

    ボクの心には深く深く響いた──。文章から想像した姿は理路整然と聡明な女性だ。しかし誤解を恐れず敢えて書くと、実際の彼女は──某官房長官の定例会見を観られた(聴かれた)方も居るだろうか──頭が悪そうに見える。話の趣旨の見えない、不細工な質問を、不器用に何度も何度も繰り返す。可哀そうなひと、残念なひと。でも本作を読み、ネット動画を見て、その不屈の精神に頭が下がる。当然エンタメ性に富んでいるわけもなく、ドラマティックな展開があるわけもなく──。コツコツと質問を繰り返す彼女が眩しく、そしてボクは彼女を応援したい。

  • 読特 さん

    2017年当時の記者会見映像を見返してみる。本人が認める通り確かにうまくはない。簡潔にまとまった質問ではない。物議を起こしたが、応援の方が多かった。そして、政治部の問題を炙り出すことになった。そこに至るまでのどのような経緯があったか、記者としてどういう思いを持っているか、本書で語られる。仕事に子育て、母親の看取り、スクープとミスを重ね、人として記者として成長していった様子がわかる。今のメディアの病理は根深い。「空気を読まない」ことよりも「読み過ぎる」ことの罪の方が重い。一石を投じた功績は讃えたい。

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