書き込み式ボールペン「源氏物語」練習帖 人の心の機微にふれる

服藤早苗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309293714
ISBN 10 : 4309293719
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
128p;21

内容詳細

平安の女性たちの苦悩や葛藤、それにどう向き合って生きたのかを紫式部の目線で描き、多様な愛の形から「本当の幸せ」を模索した平安時代の超大作。書き写し、音読して味わう本。ボールペン1本で気軽に始められます。「声に出して読む」→「書き写す」→「意味を知る」の順で、初心者でも取り組みやすい構成です。「源氏物語」のあらすじから、暮らし、文化など時代背景まで解説。

目次 : 帚木の 心をしらで その原の 道にあやなく まどひぬるかな(「帚木」より)/ 空〓の 身をかへてける 木のもとに なほ人がらの なつかしきかな(「空〓」より)/ 心あてに それかとぞ見る 白露の 光そへたる 夕顔の花(「夕顔」より)/ 手に摘みて いつしかも見む 紫の ねにかよひける 野辺の若草(「若紫」より)/ なつかしき 色ともなしに 何にこの すゑつむ花を 袖にふれけむ(「末摘花」より)/ はかなしや 人のかざせる あふひゆゑ 神のゆるしの 今日を待ちける(「葵」より)/ 橘の 香をなつかしみ ほととぎす 花散る里を たづねてぞとふ(「花散里」より)/ 身をかへて ひとりかへれる 山里に 聞きしに似たる 松風ぞ吹く(「松風」より)/ 入日さす 峰にたなびく 薄雲は もの思ふ袖に 色やまがへる(「薄雲」より)/ 見しをりの つゆわすられぬ 朝顔の 花のさかりは 過ぎやしぬらん(「朝顔」より)/ 日かげにも しるかりけめや をとめごが 天の羽袖に かけし心は(「少女」より)/ 年月を まつにひかれて 経る人に けふ鴬の 初音きかせよ(「初音」より)/ 声はせで 身をのみこがす 蛍こそ いふよりまさる 思ひなるらめ(「蛍」より)/ うちきらし 朝ぐもりせし みゆきには さやかに空の 光やは見し(「行幸」より)/ おなじ野の 露にやつるる 藤袴 あはれはかけよ かごとばかりも(「藤袴」より)/ 今はとて 宿離れぬとも 馴れきつる 真木の柱は われを忘るな(「真木柱」より)/ 小松原 末のよはひに 引かれてや 野辺の若菜も 年をつむべき(「若菜上」より)/ 横笛の 調べはことに かはらぬを むなしくなりし 音こそつきせぬ(「横笛」より)/ おほかたの 秋をばうしと 知りにしを ふり棄てがたき 鈴虫の声(「鈴虫」より)/ 山里の あはれをそふる 夕霧に たち出でん空も なき心地して(「夕霧」より)〔ほか〕

【著者紹介】
服藤早苗 : 1947年愛媛県生まれ。1971年横浜国立大学教育学部卒業。1977年東京教育大学文学部卒業。1980年お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学、文学博士。現在、埼玉学園大学名誉教授。専門は平安時代史、女性史

岡田崇花 : 1960年生まれ。日本書蒼院副理事長(松戸会会長)。文部科学省後援書写技能検定協会千葉県審査員。産経国際書会審査会員。八柱ヨークカルチャー暮らしの書道講師。読売書法展かな部特選受賞。文部科学省認定硬筆書写検定1級。子どもから書道講師まで幅広く指導を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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