更紗夫人 集英社文庫

有吉佐和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087451740
ISBN 10 : 4087451747
フォーマット
出版社
発行年月
2014年03月
日本
追加情報
:
234p;16

内容詳細

五年前に夫を亡くし、更紗染にすがって生きてきた紀代。初の展示会は著名人が集い盛況だったが、新聞記者の丸尾に「更紗は道楽か」と問われ、紀代は自分の甘さや未熟さに気づく。年下だが頼れる丸尾に、紀代は好意を抱き始める。亡夫の友人、岩永も、彼女の作品をまとめ買いするなど陰で支えていたが、ある日―。ふたりの男性の間で揺れ惑う女心。切なく交錯する想いを描く、至高の恋愛小説。

【著者紹介】
有吉佐和子 : 1931年和歌山県生まれ。幼少期をインドネシアで過ごす。東京女子短期大学英文科卒業。56年『地唄』で文壇デビュー。綿密な取材に基づく意欲作を、圧巻の筆力で次々に発表し、舞台・映画・ドラマ化された作品も多い。1984年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • びす男 さん

    この物語は、ありきたりでない、というところが最大の魅力だと思う。更紗作りに没頭する夫人、更紗を着る夫人、それぞれに戦っていく。その「いくさ場」を早々に立ち去った靖子と丸尾の二人組の対比も面白い。読む人によっては、なかなか刺さる物語なんじゃないか。

  • 小梅 さん

    有吉佐和子の描く美しい女性が大好きです。未亡人の浮世離れする程の美しい紀代、若い秘書の靖子、銀座の高級クラブのマダム。それぞれが良い!マダムもかっこ良かったなぁ〜ラストがまた良かったです。

  • いくら さん

    更紗染に心血を注ぐ美しい未亡人の話。舅に岩永、新聞記者の丸尾と彼女の身辺は決して凪ぐことはない。仕事への一途さと、丸尾の辛辣さや秘書の靖子の本音に触れたときの素直さから、彼女の非凡さが伺われる。流れるような筆致は時間を経ても人を惹きつけてやまない。すっかり有吉佐和子のファンです。

  • たぬ さん

    ☆4 ちょちょちょっと待って宮田のり子=パルファンのマダムなの!? しかも長年の愛人!? それで紀代にモーションかけるって岩永英生ってばクズだな。お屋敷住まいの未亡人ってことも「亡き夫の親友ですもの悪いことなんてするはずがないわ」って紀代さんが言うであろうことも全部計算に入れてそう。紀代さん全然怒らないし。すんごいおっとりしてるし。こんな仕打ちをされたらそりゃ再婚だの恋人だの放り出して仕事に猛進するのも必然だよなあ。

  • 蛇の婿 さん

    たいへん面白く読了しました。私が読んでいる間感じていたことの殆ど全てはしっかり解説に書かれているので此処に改めて書くことはしません。まあ付け加えるならば、この本は解説を先に読むと面白さが3割くらい減ると思うのでご注意、と言ったところですかw有吉佐和子さん、女性心理を描写するのが素晴らしく上手いです。

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人物・団体紹介

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有吉佐和子

1931(昭和6)年、和歌山市生まれ。幼少期をインドネシアで過ごす。56年「地唄」が芥川賞候補となり、以後、『華岡青洲の妻』『恍惚の人』『複合汚染』『和宮様御留』等、ドラマ化されたり社会現象となるような小説を多く執筆。84年、逝去

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