最高の贈り物 ’98年版ベスト・エッセイ集 文春文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167434168
ISBN 10 : 4167434164
フォーマット
出版社
発行年月
2001年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,331p

内容詳細

五木寛之「髪を洗う話」、渡辺淳一「いわゆる遊離症について」など、大作家が素顔を垣間見せる随筆や、いとうせいこう、宮沢章夫ら若手人気作家の現代を切り取る鮮やかな視線。司馬遼太郎の担当だった銀行マンの思い出や、小学校五年生の女の子の瑞々しい感性。97年に発表され、プロアマ問わず選び抜かれた62篇のベスト・エッセイ。

目次 : 五十六の美容整形(はさみ(岩井礼子)/ その後の「あぐり」(吉行和子)/ 本棚の前の変な人々(永江朗) ほか)/ 中年シングルの「忘却力」(「モモワレ」はエッチか?(塩田丸男)/ 本を作る話(中村真一郎)/ ゆで卵の追想(王柯) ほか)/ 司馬さんの形見(夏空に立つ雲(妹尾河童)/ 太宰文学の「母」(長部日出雄)/ いわゆる遊離症について(渡辺淳一) ほか)/ 最高の贈り物(「二千人の歯医者」と「瀟洒」(金井美恵子)/ 『荷風と東京』のあと(川本三郎)/ 日の丸(久世光彦) ほか)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    1998年版のベスト・エッセイ62篇で構成されている。書き手は皆エッセイの達人のような人ばかりだ。特に気に入ったのは辺見庸さんの靄(もや)。底辺に生きる男たちがコッテリとした描写で書かれているのだけれど最後は熱いものを食べ終わった後のようなちょっとした涼しさを感じることができた。もうひとつは旅の達人である蔵前仁一氏がインドへ行ったときの出来事。ある村を訪ねたときに起こる珍事について。光景を想像すると可笑しくなった。あとは小泉武夫、五木寛之、赤瀬川原平さん。短いエッセイは寝る前にちょうどいい。

  • 団塊シニア さん

    表題作「最高の贈り物」仙台市の小学5年生の作品、がんを患ってるお祖母さんが家族に贈った「まな板」台所でまな板をトントン叩くたびに自分のことを思い出してくれるだろうお祖母さんの気持ち、感性豊かなエッセイである。

  • ナウラガー_2012 さん

    相手を恨むか自分を必要以上にさげすむかにしかならない。ものはいつも明るく前向きで、開けっぴろげで考える方がいい/【川並】木場の筏師の事。木場の角乗りは伝統芸能。周りは綺麗でも中に節がある丸太を”花魁丸太”と言った。川並の頭はみんな刺青をしていた。深川の辰巳芸者は木場の材木屋でもっていた/【宝塚歌劇団】小林十三が阪急箕面電車の乗客誘致のため、初め、1911にローマ風呂温泉を宝塚に建設 したが失敗し、3年後に少女歌劇を始めるとこれが大ヒット。これが宝塚歌劇団の前身。歌劇団員は阪急電鉄の社員

  • ナウラガー_2012 さん

    「蛍(後の、蛍の光)」/間男の詫び料は江戸初期に十両だった/ネアンデルタール人は今から十万年ほど前に死者を埋葬していた(人類が死者に対して何らかの情緒反応を示した最古の例)。人間の手は、初めに肉の塊が出来て、指の間の細胞を殺す事によって五本指が出来上る/一回の射精で放出される精子は5億個。受精後5カ月目の女の胎児はすでに500万個の未成熟な卵子を持っているが、実際に卵子として成熟するのは約400個であとは全て無駄になってしまう/「ものは陽の下で想え(司馬遼太郎)」モノを想う時は陽が落ちてからはやめなさい

  • ナウラガー_2012 さん

    「蛍の光」がなぜ卒業式で歌われるようになったか?幕末、山尾庸三は伊藤博文らと1863に英国に密航し、伊藤らは先に帰国したが、山尾のみグラスゴーに残って造船学を習得。明治元年に帰国し、明治6年工部省工学寮(工部大学校→東大工学部)が開校された。そこにグラスゴー大学の教授を工学寮の教師として招き、彼らが任期を終えて帰国する際の送別会で必ず、スコットランド民謡の「Auld Lang Syne(The good old times:懐かしい昔の思い出)」を歌った。これが明治14年の小学唱歌に選定される

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