昭和天皇 第5部 日米交渉と開戦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163743608
ISBN 10 : 416374360X
フォーマット
出版社
発行年月
2011年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
344

内容詳細

盧溝橋事件、支那事変などを経て、運命の12月8日、日本は米英に対し宣戦布告。勝算のない戦争に日本はどうして突入したのか。時代の熱を伝える評伝。歴史の波に立ち向かう人々の核心に迫る著者のライフワーク。

【著者紹介】
福田和也 : 1960年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。現在、慶應義塾大学教授。文芸評論家として文壇、論壇で活躍中。93年『日本の家郷』で三島由紀夫賞、96年『甘美な人生』で平林たい子文学賞、2002年には、『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    盧溝橋事件も張鼓峰事件も、歴史というレールに配置された予定調和としてある。そういう意味で福田和也『昭和天皇』の読みどころは、予定調和としての出来事の枝葉にあったりする。影響力を増す陸軍に対する裕仁の憂いや、兄へ向ける高松宮の複雑な心境などがそうだ。また、ときおり挿入される文学者達の姿も楽しみのひとつ。稲垣足穂や矢田津世子という意外な顔が出てきて、「おっ」と思わせる。イギリスの対ドイツ宣戦布告を伝えるラジオを聞いて、彼の人は呟く。「これは、第二次大戦がはじまった、という事だね」(つづく)

  • うめうめ さん

    昭和天皇中心の構成ではあるが、国内の政治や国際情勢に加え、作家や芸能人のエピソードを入れて当時の情勢を表現している構成が素晴らしく、読みごたえありの作品。今回は遂に日本開戦。★★★★

  • Akira Kumoi さん

    いよいよ開戦前夜。軍部の台頭、陸海軍の主導権争い、盧溝橋からの仏印侵入に西園寺公の薨去…となだれ込むように大戦に突入していく様子がリアルに描かれます。 この時代を平成の今と「よく似ている」とするここ最近よく聞かれるようになった主張は、この巻を読めばかなり乱暴なものだとあらためて感じます。

  • じろ さん

    ★★★ 開戦してもたし、なんかもう最後はみんなしゃーないみたいになってるのが悲しい…天皇までー涙 なんなんだ陸軍は??しかしなんか大切なことをごまかしながら上奏してとりあえず状況を取り繕うひとたち、会社でよく見る…こういう奴らに主導権を握らせるとやはりあかんということなんだな。

  • 楽 さん

    だいぶ手間取りました。『昭和天皇』はそろそろこのスタイルに限界があるのではないかと。彼の人(かのひと、昭和天皇)はほとんどお言葉を発しないので、発言を中心に事績をまとめるのは難しいのでは。同時期のいろいろな人物の話が出てくるものの、本筋の話がよく見えなくなり、いつの間にかアメリカとの戦いに進んでしまう感。

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