天の刻

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163197708
ISBN 10 : 4163197702
フォーマット
出版社
発行年月
2001年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,252p

内容詳細

夫の友人、筆を折った老作家…。主人公の中年女性に寄りそう男たち。官能の世界を描き続けてきた著者の、新境地を提示する短篇集。

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • アーモンド さん

    40代女性6人の恋愛が書かれた短編集。死が見え隠れしたり、老いの気配を感じたり、主人公の心のうちが静かに書かれている。

  • スパイク さん

    あたりまえだけど、自己決定、自己選択は人が生きていくうえでとてつもなく大切なものであるのだとあらためて思った。そりゃ、何もしないでカネが舞い込んできて大金持ちになれるわけはないが、たとえその為の才能や努力がなくても神様のいたづらで(宝くじみたいに)そうなる可能性がゼロではない。だからこそ自分で選んだことをそれが実現しようがしまいが、なんとか受け入れることはできる。でも死だけは確実に訪れる。不死を選択する手立てはないのだ。だから、なおのこと死と対極する生(≒性)を手放すことを受け入れることはできないんだな。

  • matsu04 さん

    短篇6つ。ありふれた幸福な生活からは少し離れ、あるいは生きることにもあまり執着していないような40代後半の女性たち。いずれの短篇もなかなか良い。表題作もいいなあ。中でも「襞のまどろみ」が刺さる。「肉塊が多恵の上でリズムを刻んでいる。阿保のようなただの肉の塊である」…ううむ、凄い。

  • 赤い肉球 さん

    久し振りの真理子さんの短編です。アラフォーの女性たちを描いた作品集。真理子さんの描く不倫してる女性は、なんか嫌ではなかったけれど、この女性たちは嫌悪感があったなぁ、なぜでしょう。一番印象的なのは「天の刻」。私も同じような経験したので、主人公の気持ちが分かった。もう人生の折り返しを過ぎてるんだと感じた一冊でした。

  • cithara さん

    小池真理子の作品が死の影に彩られているのは、昨日今日始まったことではないのだと認識した。『月を見に行く』→レオナルド・ディカプリオについて「今はいいけど、そのう ちただのデブになりそうな子ね。」小池さんが今のディカプリオを見たらどう思うだろうか? 少なくとも「ただのデブ」ではないだろうな。ああ、本作品の主題はこんなことで はないのに(人が生きることの意味を問うていると思うのに)どうしても余計なことを考えてしまう。本作品が書かれた時点では(1998年)ディカプリオは今ほどビッグネームでなかったはず。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品