不死の怪物 文春文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167527945
ISBN 10 : 4167527944
フォーマット
出版社
発行年月
2002年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,406p

内容詳細

深夜の杜で美女が惨殺された。先祖代々ハモンド家にとりついている不死の怪物がまた現れたのだ!一族にまつわる不気味な噂が流れるなか、美貌の心霊探偵が対決を余儀なくされた三千年の呪い、そのめくるめくばかりの真相とはなにか?幻の傑作とされていたホラー・ミステリの壮麗な金字塔をついに本邦初訳。

【著者紹介】
ジェシー・ダグラス・ケルーシュ : イギリスの作家。『不死の怪物』でホラー界の伝説となる。1884年生まれ、1949年没

野村芳夫 : 昭和23(1948)年東京生まれ。日本大学文理学部英文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nuit@積読消化中 さん

    読みだしたら止まらない面白さだった。森に月光、館に住む一族の伝承、美貌の心霊探偵、降霊術、狼男ルー・ガルー、北欧神話といった伝奇と怪異が盛りだくさん。しかし、怪異は謎のままで…とはさせない。解説の荒俣宏氏の言葉を借りれば「…古めかしい人狼を扱いながら、あくまで二〇世紀らしく人間心理の迷宮を追求しようとする作者の執念だ!」。当時、大学生だった荒俣氏と訳者の野村氏が師匠平井呈一氏に上野「うさぎや」でドラ焼きをかじりながら、本書の面白さを熱心に語ったというお話も微笑ましい(笑)。

  • one_shot さん

    読み友さんより。第一次世界大戦後の英国ダンノーの古い領主館にまとわりつく不吉な猟奇事件。それは近くの「いかづち塚の杜」に棲む魔物のしわざと言い伝えられてきた。当主となったオリバーとスワンヒルドのハモンド兄妹は、この吸血鬼とも狼男とも知れぬ魔物の陰に怯えながら暮らしていたが、霊能者バーテンデールの登場で彼らは魔物の正体に近づいていくのだが…!秋に読むゴシックロマンの贅沢な時間。荒俣宏さんと訳者の野村さんは大学時代からこの原作の大ファンだった。解説には熱い文系オタクの魂が行間から溢れてて泣ける。

  • Zen-zen さん

    作者が女性であるためか、女性向けゴシック・ロマン的な甘さはあるし、怪物の正体は早い段階でわかってしまうが、解決方法の秀逸さがそれを補って余りある。しかも北欧神話ファンには嬉しい展開になってて、「ニーベルンゲンの歌」の元ネタである「ヴォルスンガ・サガ」をもう一度読み直してみたくなる。

  • AR読書記録 さん

    なんという壮大な物語.神話から魔術から心霊術から,好奇心をくすぐるさまざまな要素が,節度をもって行儀良く差し込まれていますね.その舞台(歴史)もとても効果的に活かされています.っていうか,そう,イギリス(イングランド)ってものすごいミステリーとファンタジーに満ちたところですよね(荒俣宏的に).いや面白い.ところで登場する女性たちの強さかっこよさ,そして男性たちの紳士っぷりは,時代もあるかもしれないけれど,女性作家だからかなぁと思います.

  • より多くの警句を置く さん

    王道のゴシックホラー。メインストーリーの骨組みもオチも、良くも悪くも想像を出ない。 唯一、突然北欧神話の話が出てきたときにはどうなることかと思ったが、着地点としてはそれなりに納得できると思う。北欧神話の必要性はさほどでもないが。 しかしながらその王道が『時々直訳っぽい』、『本題とはずれた台詞が合間合間に挟まる』、『言い回しが冗長で意味もなく登場人物の呼び方を変える』、これらの要素により非常に読み難く、するっと頭に入ってこない。話自体は面白いのがかえって辛い。ある意味スルメ本。新訳に期待、は望み薄だろうか?

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