ぼくが愛したゴウスト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120036323
ISBN 10 : 4120036324
フォーマット
出版社
発行年月
2005年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,264p

内容詳細

生まれて初めてぼくがコンサートに行った時から、全ては変わってしまった。ぼくは違う世界に迷い込んだのか…。愛と恐怖の旅立ち。この不思議な世界を、少年は何処へ向かうのか。打海文三が描く愛しき恐怖譚。

【著者紹介】
打海文三 : 1948年東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。92年『灰姫鏡の国のスパイ』が第13回横溝正史賞優秀作を受賞し作家デビュー。03年には『ハルビン・カフェ』で第5回大薮春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっしー さん

    打海文三さん「ぼくが愛したゴウスト」読了。11歳の夏、主人公の翔太は友達とライブに出かける計画を立てる。ライブの帰りに母親とちょっとした意見の食い違いが起こるのだが。。あまり読んだことの無い構成の物語でした。普通の日常から、見知らぬ男との遭遇、微妙にずれている世の中。常に「なんで?」と考え「どうなるの?」と興味を持って読んだ。途中から人の「心」について考え、最後には「自分の存在」も考えるようになる。読後、表題にある「ゴウスト」が何なのかがわかります。とても新鮮で面白かった。他の作品も読んでみたい♪

  • リッツ さん

    解釈は別れると思う。タイトルと始め数ページから連想される着地点へ届かないもどかしさ、不条理なようでいて理屈ぽくて…少々飽きかけた頃、抜けられない出口へ向かうように物語が進む。少年のいるラビリンスで切り捨てられたものたちの儚さ、ぼんやりとしているのに痛切な愛おしさ、心に哀しみが溜まった。

  • さゆ さん

    11歳の少年の視点で描かれているが、内容は深い。自分が自分であるということは何か。世界とは何か。そして存在とは何か。見た目は一部を除いてそっくりで、息子と全く同じ記憶をもつ息子が、息子と入れ替わっていることが判ったら、私はどう思うのか?この作家の小説を、この歳まで読まないでいたことが悔やまれるけれど、死ぬ前に出会えてよかった。伊坂さん、ありがとう。

  • ミーコ さん

    明るい表紙とタイトルに惹かれて借りた初読みの作家さん。ヤマ健さんと翔太が元の世界へ帰れるモノと思い読み進めましたが、こんな終わりになるとは…。尻尾がある人間ってー。と引いてしまいましたが面白く読めました。最後に少しモヤモヤ。切ない終わりでした。

  • もも缶 さん

    伊坂幸太郎エッセイでの紹介が気になって。電車の人身事故に遭遇後から何かがおかしい。いつもと違う臭い、ぎこちなさを感じる笑顔、お尻に尻尾。元の世界とそんなに変わりはないようだけれど、ここは自分がいた世界ではない。家族はちゃんといるのに、本当の家族ではない。始め〜中盤までは読みながら恐さを感じつつも途中でやめることが出来なかった。ヤマ健と元の世界へ戻る物語かと思ってたら全く違う物語の展開。翔太が導き出した結論が真相なのか…。終わり方が何ともいえないな…。面白いがじわじわと切なく哀しいというのがしっくりくるかな

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