万引き家族

是枝裕和

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784800284075
ISBN 10 : 4800284074
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
追加情報
:
276p;19

内容詳細

第41回日本アカデミー賞にて、最優秀作品賞をはじめ6冠を獲得した、
『三度目の殺人』の是枝裕和監督が最新作「万引き家族」を自ら小説化。
是枝監督が小説で描き出す、「家族の絆」とは―――。

「彼らが盗んだものは、絆でした」
とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、スーパーや駄菓子店で日々万引きをして生計をたてていた。
ある日、治はじゅりという少女が家から閉め出されているのを見かねて連れて帰ってくる。
驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、一緒に「家族」として暮らすことに。
年金で細々と生きる祖母の初枝、JK見学店で働く信代の妹・亜紀。
6人家族として幸せに暮らしていた。
しかし、ある出来事を境に、彼らの抱える
「秘密」が明らかになっていく―――

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読書メーターレビュー

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  • 文庫フリーク@灯れ松明の火(微速前進中) さん

    【どうしてどうして僕たちは 出逢ってしまったのだろう 壊れるほど抱きしめた】万引き・窃盗・年金不正受給。決して許されない犯罪行為で貧しい生活を成り立たせる疑似家族。信代の独白「私達がいったい誰を捨てたというのだ。息子夫婦に捨てられた初枝と同居し、居場所を失った亜季を居候させ、放っておいたら死んでいたかもしれない翔太とりんを保護した。それがもし罪に問われるならば、彼らを捨てた人々はもっと重い罪に問われるべきじゃないか」【引き返してみるわ ひとつ前のカーブまで いつか海におりた あの波打ち際に笑顔の→続】

  • ケンイチミズバ さん

    るりちゃんを迎えに来たのは天国のおばあちゃんだったのだろうか、だとするとあまりに悲しい。興味本位の目で見れば極悪人のようにも見えただろう。事件報道やワイドショーでも世の中の反応とは大体そんなもんだ。社会の救いが及ばない彼らがなんとか生きて行ける場所だった。楽しい微笑ましい幸せな時によぎった思い、いつまでもは続かない、いつか終わりが来る不安を私も同じように感じた。利己的な正義感や道徳では割り切れない。誰もわかってはくれない。刑事の言葉に抗うのをやめてしまった信代の気持ちに胸がつまる。翔太の心の葛藤も痛い。

  • いつでも母さん さん

    映画は観ていない。読み始めて、ここの誰もがイヤだった。(凛に罪はない)けれど、どんどんこの家族に感情移入してしまい「じゃあ、どうすればよかったのよー!」世の中とか、どこかの誰かに向かって気持ちは叫んでいた。勿論万引きで暮らし続けることなどダメだし無理だし、こんな家族は有りえないでしょう。でも、間違いなく家族だったよね。じゃあ家族って何?親子って何?考えさせられる問題作だ。ラストのじゅりの姿が痛々しいが、映画のラストはどうなってるのだろうって、気になって仕方がない。

  • Pafootball さん

    「邪道を善とするか悪とするか」価値観や倫理観、捉え方や考え方でどんなものも変化する。賛否が生じるのは仕方ない。「家族」が消えてしまったことでそれぞれの中で「家族」が本物になった事実にほんの少しだけ希望を見出せるかもしれない。 幸せなんて言えないだろうけどそこにしかない幸せが絶対にある。

  • みどり虫📚 さん

    映画は観ていないけど、テレビで観た予告などで知っているキャストを思い浮かべながら読んだ。表紙のビー玉6個が、読み終えて見る裏表紙ではバラバラになっている5個。切なかった。苦しかった。家族ってなんだろう、幸せってなんだろう、親ってなんだろう、子どもの権利ってなんだろう…って泣けてきた。ビー玉5個、また集められる…?集めないほうがいい…?今もどこかで迷子のビー玉たちが、居心地のいいビンを求めて転がっているね。

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人物・団体紹介

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是枝裕和

1962年6月6日、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、テレビマンユニオンに参加し、主にドキュメンタリー番組を演出。2014年に独立し、制作者集団「分福」を立ち上げる。映画『万引き家族』では第71回カンヌ国際映画祭において日本人として21年ぶりとなる最高賞(パルムドール)を獲得。第42

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