鬼才 五社英雄の生涯 文春新書

春日太一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166610877
ISBN 10 : 4166610872
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
317p;18

内容詳細

『鬼龍院花子の生涯』『極道の妻たち』―極彩色のエンターテイナー、映画監督・五社英雄。肉を斬り骨を断つ効果音の発明など遺したものの大きさに比して無視に近い扱いを受けてきた鬼才。自らの人生も「演出」した男はなぜその背に鬼を彫り込んだのか?虚実ハッタリ入り乱れた生涯に翻弄されながら、春日太一が渾身の取材で「鬼」の真実に迫る。

目次 : 序章/ 第1章 情念/ 第2章 突進/ 第3章 転落/ 第4章 復活/ 第5章 未練

【著者紹介】
春日太一 : 1977(昭和52)年東京生まれ。時代劇・映画史研究家。日本大学大学院博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 2月11日が誕生日だけど気にしないでね寺 さん

    春日太一のこういう本は面白い。実録講談だと思う。五社英雄、懐かしい名前である。私が芸能への関心と性に目覚めた思春期に度々目にした名前である。美人女優のパイオツを山ほど拝ませてくれた監督である。しかしパイオツばかりに気を取られ、その多作をまともに鑑賞した事は殆どなかった。十代の頃聴いていた今田耕司&東野幸治のラジオ『ヤングタウン金曜日』で、二人がアシスタントの設楽りさ子(現・三浦知良夫人)に「五社英雄の映画出たら乳揉まれるで」とセクハラしていた。当時、その名は笑いのネタになる固有名詞になっていたのだ。→続。

  • keroppi さん

    五社英雄監督作品では、勝新太郎、仲代達也、石原裕次郎、三島由紀夫が出演した「人斬り」が好きだ。最近、wowowで初期の映画作品も見た。ケレン味があり、激情がほとばしるような、荒々しい作品群。監督自身も、ハッタリをかませ、虚実入り混じるような人物だったようだ。開局当初のフジテレビでテレビドラマを撮り、そこから映画界に入っていく。ハッタリなくしては生きられなかったのだろう。情熱で書きなぐられた台本や全身刺青の写真からも、彼の激しさを感じられる。映画に取り憑かれた異端の監督の生涯は、まさしく映画のようだった。

  • おかむら さん

    春日さんの他の本で五社英雄の強烈話はちょこちょこ読んでましたが、こうして丸々1冊五社英雄を読める幸せ。破天荒映画人。錚々たる役者役者さんたちとのエピソードがまた楽しい。なにせ堤真一がヒヨッコ扱い。あとこれ読んで思い出したのは石原真理子の新体操リボン。あったなー。できれば巻末に友近との対談とか載ってればさらに楽しめたなー。アメトークの五社英雄芸人(友近1名)は最高だったもんなー。

  • ばんだねいっぺい さん

    五社監督のルックスが年を追うごと狂気を孕み凄味を増していくことに驚いた。思想の肉体化。筆者の好きなものへ情熱を注ぎ込む姿勢がとても好ましく感じる。

  • ぐうぐう さん

    『天才 勝新太郎』の春日太一ということで、やや期待しすぎたか。終戦直後、まだ十代の五社英雄が父に強いられ入れた刺青のエピソードが、実は五社の虚言であることを明かす序章は、ツカミとしては充分だ。そのまま読者を五社の虚実入り混じる波乱万丈の人生に引きずり込むかと思いきや、そうはならない。五社英雄という人物に魅力がないわけではない。むしろその逆で、あり余るエピソードが五社には付きまとうのだ。あり過ぎて、どれを採用するか、春日が迷いながらペンを進めているような印象を受けてしまう。(つづく)

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人物・団体紹介

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春日太一

1977年東京都生まれ。時代劇・映画史研究家。日本大学大学院博士後期課程修了。『鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折』(文藝春秋)にて、第55回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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