日本の戦争映画 文春新書

春日太一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166612727
ISBN 10 : 4166612727
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
追加情報
:
280p;18

内容詳細

『暁の脱走』『独立愚連隊』から『この世界の片隅に』まで――。
日本映画はいかに戦争と向き合ってきたか?
元特攻隊の脚本家、学徒兵だったプロデューサー、戦地から生還した映画監督が
映画に込めた、自らの戦争への想いとは?
特別対談として、『この世界の片隅に』片渕須直監督も登場!

【著者紹介】
春日太一 : 1977年東京都生まれ。時代劇・映画史研究家。日本大学大学院博士後期課程修了。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • keroppi さん

    読友さんのつぶやきで知り読んでみた。戦後作られた日本の戦争映画を丁寧に解説する。時代による変化や作り手の思いによる描き方の違い。映画会社の事情によっても変わってくる。悲惨な状況を描いたり、反戦をとなえたり、エンターテイメントの設定として描いたり、情話として涙をさそったり。あまり戦争映画は好きでない方だったが、取り上げられた映画は結構観ていた。片渕須直監督との対談の中でイデオロギーから解放してくれる戦争映画が日本にも出てきたというのが印象に残った。戦争映画を通して戦争と戦後と日本人を見つめた良書だった。

  • yamatoshiuruhashi さん

    日本の戦争映画の作り手たちがどのような思い出どのような作り方をしてきたか、という映画史から日本人の心情の変遷も類推できる。本書の重要な部分はわずか3頁の「はじめに」にあると思う。即ち、「本書に書かれているのは『映画内の作品描写としての戦争』になります。その内容は結果として『史実』と異なる場合も多々あります。(中略)史実はそうだったのか」と思い込むことも「史実はそうではない!」とめくじらを立てることも、ご遠慮いただきたく思います。」冷静に作られた映画の時代背景とその送り手の考えを考えるための本である。

  • nnpusnsn1945 さん

    戦争映画についての概説書。(随分前に読んでいたのに感想を書き損ねた故に再読した。)50年代から80年代までの作品についてまとめてある。90年代や00、10年代の作品が多く割かれていないのがネック。

  • たか厨 さん

    筆者の映画に関するトークはラジオやネットを通して、何度か聞いたことがあるが、著作を読んだのは初めて。戦後、日本で作られた80本余りの戦争映画に言及した労作。本書は三部構成で、第一部は、時代と共に変わっていく戦争映画の内容の変遷を追い、第二部では戦後最も多い、8本の戦争映画を撮った監督・岡本喜八を取り上げ、第三部は筆者と『この世界の片隅に』の監督・片渕須直の対談となっている。(続)

  • 遊々亭おさる さん

    完膚なき敗戦を経験した戦中世代は娯楽の帝王だった映画において戦争をどのように描いてきたのか?彼らが制作に携わってきた太平洋戦争終結後から80年代までを中心にして語られる戦争映画の変遷。特撮技術を駆使して観客の度肝を抜く大作や笑いや恋愛で観客の心を掴む娯楽路線の作品、そしてジャーナリズムの観点から戦争を捉える社会派路線の作品など多種多様な作品群の作り手に共通するのは、生き残ってしまった後ろめたさと不条理に翻弄された人々への思い。時代は下って戦中の庶民の生活のリアルに拘ったアニメ作品で戦争映画は新たな局面に。

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人物・団体紹介

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春日太一

1977年東京都生まれ。時代劇・映画史研究家。日本大学大学院博士後期課程修了。『鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折』(文藝春秋)にて、第55回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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