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内容詳細
「アメリカが日本を守ってくれる」幻想を打ち砕く、衝撃の米外交機密文書の数々
日本領海・領空に軍事的侵入を繰り返す中国。核ミサイル小型化を進める北朝鮮……でも、日米安保があるからアメリカが守ってくれる。日米同盟をより強化するために、安保法制を整備しなくてはならない……これが安倍政権の論理である。
だが、それは「美しい誤解」にすぎない、と著者は主張する。なぜなら新ガイドライン(今年4月改訂)の原文や、著者が大量に発掘した米外交機密文書によると、日本が武力攻撃を受けた場合、アメリカが主体的に血を流す気などさらさらないことがわかるからだ。
たとえば、
新ガイドラインの日本語訳には、日本が武力攻撃を受けた場合、「米軍は(中略)打撃力の使用を伴う作戦を実施することができる」とある。最後の「できる」の部分は、英語の原文では「may」となっており、「してもよい」「する可能性がある」のレベル。この他にも日本政府は作為的かつ重大な「誤訳」を数多く積み重ね、あたかも米軍が率先して日本防衛にあたってくれるかのようなムードを広めている。
尖閣問題で、アメリカは中立
【著者紹介】
春名幹男 : ジャーナリスト・早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース客員教授。1946年、京都市生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学)卒業後、共同通信社入社。ニューヨーク特派員、ワシントン支局長、特別編集委員などを歴任。在米報道歴12年。1994年ボーン・上田記念国際記者賞、2004年日本記者クラブ賞受賞。2007年から10年まで名古屋大学教授を務めたほか、外務省「いわゆる『密約』問題に関する有識者委員会」委員も歴任。専門はアメリカ政治、情報機関、安全保障(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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matsu04 さん
読了日:2015/12/25
勝浩1958 さん
読了日:2015/12/07
まみか さん
読了日:2016/04/16
makio37 さん
読了日:2016/03/16
ふぁきべ さん
読了日:2021/05/27
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