旅をする木

星野道夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163505206
ISBN 10 : 4163505202
フォーマット
出版社
発行年月
1995年08月
日本
追加情報
:
20cm,253p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Rin さん

    【図書館】星野道夫さんの命日に読み終えることができました。カリブーの大移動をお追いかけ、アラスカに魅せられ移り住んだ星野さん。自分の心に耳を傾け、真摯に自然や生き物と向き合う姿は、私の生活とは時間の進みが違うようで。ゆっくりと夜空を見上げたり、森の声に耳を傾けたり。もっともっと、足元や身近に生きる草花にも注意を向けたい。過去にも未来にも生きずに今を生きる生き物たち。ありのままの自然や人々に向き合う星野さん。今、読むことができて本当に良かった。一つひとつの言葉を噛み締めたい。ゆっくりと写真を眺めたいです。

  • ぶんこ さん

    16歳でブラジルへの移民船でロスに行き、そこから2ヶ月間の一人旅をした!1ドルが360円の時代です。その資金を父親が出して送り出していた!驚く事ばかりでした。アラスカの自然にも魅了されましたが、「赤道の落日が水平線に真っ直ぐに落ち、一瞬のうちに世界が夜になってしまう」という描写が印象的でした。見てみたいです。セスナのパイロットとの命がけの飛行等、圧倒的な大自然には、抗えない魅力とともに危険もいっぱい。この翌年に不慮の事故に遭われたと思うと複雑な気持ちとなりました。

  • てんちゃん さん

    アラスカの自然を通して、悠久の時、野性の力強さ、人の営み…。様々なことを考えさせられる素晴らしいエッセイ。読んでいて彼の撮ったアラスカの写真がたくさん思い出された。自分は山間の過疎地に住んでるが、そんな地にひっそりと暮らしてゆくことも良いかなと思った。献血ルームでたまたま手にした一冊の写真集から、読友さん達に導かれてこの本にたどり着いた。大樹や氷河、大地に比べて人の生は儚いけれど、人の思いは長く受け継がれて生きていく。著者は早くに亡くなってしまったが彼の思いはたくさんの人に受け継がれている。

  • りんご さん

    熊の行動範囲を調べるため、首につけた発信機の交換をする。冬。この雪の下どこかに熊がいる。ひょえっ。見つけた→麻酔を注射→交換。ぼくはクマのそばに腰をおろし、「掌を口にあてると、かすかな息が暖かかった。人指し指をそっと口の中に入れてみた。指先がクマの体温に包まれていった。おなかに顔をうずめると、香ばしい匂いと肌のぬくもりが顔面に広がってくる。ぼくは深呼吸をするように、遠い野生の匂いを記憶に残そうとした。」うわあー、感じるよう。クマを感じる。私も思わず野生のイエネコの肉球を嗅いでしまいました。

  • かっぱ さん

    【図書館】アラスカの森林で生まれ育った木が、やがて大地の浸食によって川へと流れ出し、北極海へと辿り着いてひとつのランドマークとなるまでの長い旅。そんなことが何千年、何万年と繰り返されている。人の一生に比べたらとてつもなく長過ぎて想像しがたいけれども、確実にこの地球の上に流れているもうひとつの時間。そんな時間があることを忘れないでいたい。

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人物・団体紹介

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星野道夫

1952年千葉県生まれ。写真家。19歳の時に、古書店で出合った一冊の写真集をきっかけにアラスカに強く惹かれるようになる。慶應義塾大学経済学部卒業後、アラスカ大学野生動物管理学部に入学。以降、極北の自然とそこに生きる野生動物や人々の暮らしを写真と文章で記録し発表。1996年、カムチャッカ半島で取材中ヒ

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