Neo economy 世界の知性が挑む経済の謎

日本経済新聞社

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532358525
ISBN 10 : 4532358523
フォーマット
発行年月
2020年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
277p;19

内容詳細

産業革命以来、人類はモノを効率よく大量につくり、経済を成長させてきた。だが、そんな常識は、デジタル技術の進歩によって覆されてしまった。富の源泉はモノではなく、データや知識など形のない資産に移ったのだ。新しい経済社会における“豊かさ”とは何なのか―。金融、産業、消費の最前線で現実となっている大変化をルポし、世界を代表する知性が、パラダイム・シフトの本質を説く。「ネオ・エコノミー」の実像を立体的に映し出す、衝撃の書。

目次 : 1 進化する経済(見えざる資産、成長の源に―有形資産の1.5倍/ 「ムダ」排除が生む低温経済―摩擦ゼロに備えはあるか ほか)/ 2 広がる異世界(私と分身で2倍稼ぐ―生産性競争、深く静かに/ 「幽体離脱」アバターが変える経済―最新技術体験ルポ ほか)/ 3 姿なき富を探る(企業価値の源は8割無形―重み増す知識、割食う賃金/ 無形資産投資、米欧はGDP比10%超も―日本、人材投資で遅れ ほか)/ 4 昨日とは違う明日(「デジタル分業」世界で1.1億人―生産性、地球規模で競う/ 機械仕掛けの欲望1700兆円―人材育成再考、国も企業も ほか)/ 5 刷新迫られる政策(中銀インフレ目標6割未達―限界の先へ、脱物価探る/ 再配分の網、こぼれる40億人―「賢い支出」論より証拠へ ほか)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミライ さん

    デジタル技術の急速な発展により、見かけ上は無料で提供されるサービスだらけになったことで「価格」の概念が崩れてしまった新しい経済(本書では「ネオエコノミー」と表現)ついて、様々な有識者の意見を基に構成された一冊。国家の富を表す国内総生産(GDP)にも異変が起き、有形資産よりも無形資産の割合が多くなってきたことで(主要企業も無形資産の割合が増えてきている)、実体が掴めず正確にGDPが出せない状況となっている現代、GDPに変わる新たな指標はどうなるのか? など考えさせられる内容が多かった。

  • たらお さん

    無形資産の価値について言及した本。その価値は株価とも連動するであろう。しかしながら、無形資産はアイデアが真似されやすいことから陳腐化しやすく、有形資産の価値は1年で4%減るだけだが、無形資産は1年で20%目減りするのだそう。価値を保とうとするほど、優秀な頭脳に経営資源が集中する構図にあるようだ。テクノロジーの加速により、会社経営も大変なことが分かるが、興味深いのは、移植ドナー探しのマッチングアプリというアイデア。売買だと違法だが書かれてある仕組みだと違法にはならないし、長期に待つことなく手術ができそう。

  • チャー さん

    新しい技術が経済に与える影響を解説した本。様々なトピックを取材した記事が端的に幅広く記されている。昨今の経済の中心は無形であるサービス等にシフトしつつあるが、それらの需要と供給の流れや社会への影響が多くの識者の視点で紹介しており興味深い。 データ社会がもたらす社会の変化により利便性は向上するが、既存の経済システムとの齟齬が生じてくるのではと感じた。無料で提供されるサービスは、当然対価は何もないわけではなく自身の利用データを送付している。形のない商品の購入や価値を認めてはかる視野と感覚がより一層求められる。

  • 冬佳彰 さん

    日経新聞紙上の記事をまとめたものらしい。紙面の関係上か、個々の記事に、若干表層的な感じがするのは否めない。副題に含まれる「経済の謎」というのは、本書では「無形資産」や「消費者余剰」と呼ばれるものだろう。GDPに現れない経済、価値、消費者の利益、消費者の無賃労働などなど。そうかそうか、俺の知らない間に、世界はそうなっているんだな。逆シャドーワークみたいな感じもある。近年の動向をマクロとミクロに延長していった先が、微妙にずれながら類似の現象に到達したといった?(続く)

  • ジュール さん

    有形資産から知財のような無形資産へのシフト。デジタルが変える世界。しかし残念ながら新聞連載だからか1つの記事が2〜3ページではどうしても内容が薄くなる。ただ「腎臓交換」のマッチングの話には感銘を受けた。経済理論が人の命を救う。

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