Product Details
ISBN 10 : 4320057430
Content Description
近年,自然科学には社会への貢献が強く求められるようになり,生物多様性および生態系サービスに関する社会的要請が年々高まっている。では,どのようにして,生態系サービスを享受できる自然共生社会を作ればよいのだろうか。そのためには,現在の人間活動によって生態系がどのように壊れてしまっているのかという個々の問題を理解する必要がある。そこで,人間活動と生態系に関する諸問題について,応用生態学の分野で活躍する17名の研究者が基礎から応用的側面まで含めて概説したものが本書である。今後の生態学は,基礎的な生物学に留まらず,人間社会を扱う境界領域が発展していくことが予想される。本書はこの領域の充実に寄与し,生態学の社会貢献を加速するための一助となるだろう。
【著者紹介】
森田健太郎 : 2002年北海道大学大学院水産科学研究科博士課程修了。現在、水産総合研究センター北海道区水産研究所主任研究員、博士(水産科学)。専門は水産資源学、魚類生態学
池田浩明 : 1990年東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程修了。現在、農業環境技術研究所生物多様性研究領域・上席研究員、博士(農学)。専門は農業生態学、植物生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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