2017年に新内節七代目冨士元派家元、多賀太夫を襲名して以来、著しい実力を発揮する新内多賀太夫渾身の演奏! 三味線には人間国宝・新内仲三郎師が助演!
2018年7月12日紀尾井小ホールにて収録
<演奏者>
浄瑠璃 新内多賀太夫
三味線 新内仲三郎 (人間国宝)
上調子 鶴賀喜代寿郎
●巻頭言:野川美穂子(東京藝術大学音楽学部講師)
●解説:新内多賀太夫
●全詞章・解説付、英文サマリー付
<プロフィール>
新内節冨士元派七代目家元。
1982年東京生まれ。6歳より父の新内仲三郎(人間国宝)に師事。
東京藝術大学音楽学部邦楽科を卒業し、同大学院博士課程を修了。
論文「琴(箏)を通した上調子の発生と発達」で東京藝術大学大学院音楽研究科三味線音楽専攻音楽学位(博士号)を取得。
歌舞伎や新派公演、国立劇場、三越劇場、紀尾井ホール主催公演等に出演。
深川江戸資料館では新内流しの再現を行う。また千代田区アーティストインスクールの講師となり、子供たちへの普及にも励む。新内協会理事。
2004年東京藝術大学常英賞、2009年第22回財団法人清栄会奨励賞、2013年第34回松尾芸能賞新人賞、2014年第68回文化庁芸術祭賞新人賞、2015年第65回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
創作曲に「寿猫」「乙姫」「因幡の白兎」「なみだ山〜楢山節考〜」「いろは曼荼羅〜空海〜」他。劇伴に「窯変源氏物語〜夕顔、玉鬘、葵〜」「謹訳源氏物語〜桐壺、帚木〜」「土御門大路」「新釈 金色夜叉」「居酒屋お夏」「深川年増」「明烏 AKEGARASU転生」「黒蜥蜴」他。歌舞伎では「マハーバーラタ戦記」や「世界花小栗判官」の一部を作曲。
(メーカー・インフォメーションより)
2018年7月12日に紀尾井小ホールで収録された新内多賀太夫の浄瑠璃「明烏夢淡雪」。新内節冨士元流7代目を襲名した新内多賀太夫が、人間国宝・新内仲三郎の三味線とともに伝統芸能の圧倒的世界を披露する。(CDジャーナル データベースより)