軍艦武藏 上 新潮文庫

手塚正己

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101277714
ISBN 10 : 4101277710
フォーマット
出版社
発行年月
2009年08月
日本
追加情報
:
16cm,673p

商品説明

武藏――。日本が威信をかけて建造した世界最大の戦艦。そこには、仮想敵アメリカ海軍を打倒するという悲願がこめられていた。長崎で極秘裡に進められた建造と艤装。乗員に選ばれた青年たちの喜びと不安。武藏はやがて、戦雲渦巻く外洋へと錨を上げる。十余年の歳月をかけ、生存者への徹底的なインタヴューを敢行。巨艦とそれをめぐる群像を甦らせた、不世出のノンフィクション。

内容詳細

武藏―。日本が威信をかけて建造した世界最大の戦艦。そこには、仮想敵アメリカ海軍を打倒するという悲願がこめられていた。長崎で極秘裡に進められた建造と艤装。乗員に選ばれた青年たちの喜びと不安。武藏はやがて、戦雲渦巻く外洋へと錨を上げる。十余年の歳月をかけ、生存者への徹底的なインタヴューを敢行。巨艦とそれをめぐる群像を甦らせた、不世出のノンフィクション。

目次 : 海軍兵学校/ 三菱長崎造船所/ 軍艦旗/ トラック島/ 浮かべる城/ 海軍少尉候補生/ 甲板士官/ パラオ泊地/ 呉軍港/ 二隻の駆逐艦/ 第一次ソロモン海戦/ サボ島沖海戦/ マリアナ沖海戦/ 海上輸送/ リンガ泊地/ 出撃/ シブヤン海

【著者紹介】
手塚正己 : 1946(昭和21)年、長野県生れ。日本大学芸術学部中退後、劇映画、ドキュメンタリー、テレビ番組の演出に携わる。’89(平成元)年、映像制作会社「シネマジャパン」を設立。’91年、映画「軍艦武藏」の製作・監督を務め、大きな反響を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • K2 さん

    綿密に取材して書きこんだのがわかる。戦闘シーンの描写などは、オタクみたいな気分で引き込まれてしまう。戦争には反対だけれど、自分が軍艦やゼロ戦は作る立場になれたらすごくのめりこむとだろう。最近は無人の爆撃機で攻撃する時代になったが、人間が殺されるということを忘れてはいけないと思う。それにしても、アメリカ軍がレーダーで照準した砲弾が日本の軍艦に高い確率で命中し、それに兵士が翻弄されるというような場面は体感巨砲主義にとらわれた上層部におどらされていたずらに若者が生命を落とすことのばかばかしさを感じた。

  • れごいすと さん

    戦艦大和と双璧をなす浮沈艦武藏の、建造からシブヤン海海戦の一次空襲まで。最前線の凄惨さや、当時の世界最高峰のメカニックもさることながら、武藏に乗り込んだ全ての人たちの群像劇がとてもリアルでした。国の為に命を投げ出して無く戦おうとする強い意志は、戦争を知らない自分には理解できず、軍記ものを読むと遠い昔の、自分とはあまり関係の無いような話に感じてしまいがちでしたが、母親から送られたチョコを齧りながら配置につく若い兵隊の心情や、上官や同期との交流などを読んでいると、現代の自分と変わらないのかなと感じました。

  • 鐵太郎 さん

    武蔵に関しては、吉村昭氏の名著「戦艦武蔵」があります。しかしあの作品で描かれているのは、主として建造の時の、この魔性のフネに人間の域を超えた精力を注ぎ込んだ人々の物語です。武蔵というフネに関わった人々がいかに戦ったか、その後どうなったかまでは書いていません。そして吉村氏の筆は、どちらかというと外から見たジャーナリスト的な視点です。これを戦争のなかにいた人々の視点で、戦記として、後日談として描いたらどうなのだろう。この本はそういう方向で書かれました。

  • 長門たつた さん

    「武蔵」の建造中から、シブヤン海における第一次空襲前後の辺りまでが書かれている。上巻では主に「武蔵」艦上や、上陸の際のエピソードが中心で、特定の軍人数名を軸に描かれている。こちらでは、時折戦闘の場面があるものの、総じて戦時中ながらもほのぼのとした日常の様子が細かく描かれている。

  • junkoda さん

    評価が高いので、時間がかかったけど断続的に頑張って読んだ。上巻の最後でようやく武蔵の本格的な戦いが始まる。それまでは野蛮な兵隊が後輩に暴行を加えて、それにより病んだ兵が姿を消す、そんな日常。異なる時代や世界線に生まれて徴兵されなくてよかった。

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人物・団体紹介

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手塚正己

昭和21年12月15日、長野県に生まれ、東京で育つ。日本大学芸術学部映画学科中退、劇映画及びテレビ映画の助監督を務める。岩波映画製作所で初演出後、劇映画やドキュメンタリー映画、テレビ番組の監督・脚本に携わる。平成元年4月、映像制作会社シネマジャパンを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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