探偵映画 文春文庫

我孫子武丸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167773205
ISBN 10 : 4167773201
フォーマット
出版社
発行年月
2009年12月
日本
追加情報
:
16cm,348p

商品説明

新作の撮影中に謎の失踪を遂げた鬼才の映画監督・大柳登志蔵。すでにラッシュは完成、予告編も流れているが、実はこの時点で作品の結末を知るのは監督のみ。残されたスタッフは、撮影済みのシーンからスクリーン上の「犯人」を推理しようとするが…。『探偵映画』というタイトルの映画をめぐる本格推理小説。

内容詳細

新作の撮影中に謎の失踪を遂げた鬼才の映画監督・大柳登志蔵。すでにラッシュは完成、予告編も流れているが、実はこの時点で作品の結末を知るのは監督のみ。残されたスタッフは、撮影済みのシーンからスクリーン上の「犯人」を推理しようとするが…。『探偵映画』というタイトルの映画をめぐる本格推理小説。

【著者紹介】
我孫子武丸 : 1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    作中劇のラストシーンをどうするって話。みんな自分の都合のいい話を作ってくるところが面白い。

  • セウテス さん

    〔再読〕「探偵映画」という映画の解決シーンを撮り残して、監督が行方不明になる。解答編は監督しか知らなかった為、スタッフや出演者で結末について推理が行われ、幾つもの仮説が並ぶ「毒入りチョコレート事件」のスタイル作品である。「愚者のエンドロール」を読み、映像 多重解決の本家である本作を、再読したくなった。本作の特徴は、出演者の皆さんが自分が犯人役になりたくて推理を巡らせ、意見を戦わす事です。各人の利益と結びついているために、必要かつ真剣な利己的な自白意見がぶつけられ、思わずニヤリとする事間違いないと思います。

  • ジンベエ親分 さん

    途中まで撮られた映画から犯人を推理する、という骨子は米澤穂信の「愚者のエンドロール」と同じ。こっちの方が先だが。「殺戮に至る病」と同じ作者とは思えないほど、こちらはコミカルだが(この作者はむしろコミカルな方が多いけど)ロジックは一級品。主人公と一緒に考え推理し、それでもラストでは「あああ、その手があったか!」と唸らされる。ある意味、とても美しいオチ。作者は本作を「ミステリーと呼べるのだろうか?」とあと書きで書いてるけど、間違いなく一級のミステリーだと思う。爽やかな読後感だった。

  • エドワード さん

    1970年代はクリスティに横溝正史、探偵映画の黄金時代だった。今はミステリーはテレビ専門、探偵映画が無くなって久しい。ネット等の情報環境が影響しているの?私は豪華な探偵映画が見たくてたまらない。映画の撮影中に監督が失踪、役者たちが犯人役を取りあって大騒動!行間から探偵小説と映画への愛があふれる。引用される映画、妙に知っているな、と思ったら、我孫子さんと私は同い年だった。昔の映画館の思い出など共感すること多々、大林宣彦監督の登場には涙が出ますよ。「おかしなふたり」を劇場で見た私はどう見たって映画マニアだわ。

  • ペーパーピーポー さん

    この著者は例のエログロミステリーしか読んだことがなかったので、タッチの違いに驚いた。 エロシーン無し、死亡者無し、警察の介入も無し、嗚呼なんて平和なんだろう! たまには、こういうのも良い。

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