怪談五色 破戒 竹書房文庫

我妻俊樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801909281
ISBN 10 : 4801909280
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
223p;15

内容詳細

新たな五色の怪談絵巻が始動する。五人の書き手によって綴られる極上の実話怪談アンソロジーだ。世界各地の実話怪談を綴り、新風を吹き込む丸山政也、人の狂気系恐怖譚を得意とするが今回はグッと怪談に寄せてきた渋川紀秀、奇妙で不思議、纏わりつく厭な恐怖を描く我妻俊樹、怪異に纏わる場所に引き寄せられて取り込まれる恐怖譚を川奈まり子、淡々と、日常を襲う怪異と見え隠れする悪意を炙りだす福澤徹三。最凶な実話怪談が揃い踏み、どっぷりと五色に染まっていただきたい。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009 さん

    怪談五色は若手からベテラン迄五人の競演で珍しく若手の我妻俊樹さんが座長を務めておられますね。我妻さんは奇妙な、けったいな味の名手で独自の作風で他の追随を許さない異才ですね。玄人好みの芸風で好きな作家さんでして、ややクールな面はありますがもっと人気が出てもいいかなと思いますね。『みんなの神社』我妻俊樹:昇さんの自宅は坂道の途中にあって上と下にそれぞれ神社があった。坂下の神社は秋祭りも開かれる人で賑わう場所だったが、坂上の神社はジャングルの様な状態で危険だから近づかないようにと親や学校の先生から言われていた。

  • HANA さん

    実話怪談集。五人の共著だが、それぞれの特色が出た良い一冊だと思う。特に川奈まり子が白眉。普通の実話怪談と違い怪しい事等ほとんど起きていないにも関わらず、文体の中から東京のゲニウス=ロキが立ち昇ってくるよう。怪談というのはその土地の古層の中にも潜んでいるというのを、改めて感じさせてくれる出来であった。次いで我妻俊樹は相変わらず言葉のチョイスの中から得体の知れなさが立ちこめてくるし、福澤徹三はひたすら上手い安心の出来。定石の怪談あり、海外を舞台にした作品あり、となかなかにバラエティに富んだ一冊でありました。

  • あたびー さん

    低気圧の日は実話怪談。5人の作家さんの競作です。渋川紀秀さんのはスタンダードな語り口でした。我妻俊樹さんなんでもありませんは意味不明の不気味さ好きです。川奈まり子さんは最近書かれていた御作の原点でしょうか。丸山政也さんインド料理店は英国古典ホラーの雰囲気。福澤徹三さんネストってなんだったのでしょうか?今日も順調に気圧が下がっていき、頭が重いですので、実話怪談日和でした。

  • 澤水月 さん

    ツール・ド・フランス怪談が!! これには驚愕。某時間軸ブレ系の話、放浪・反骨の詩人、金子光晴では?とふと思い勝手に胸がキュッとなった。怪談本としては正直、玉多めの玉石混交という感じ。素材(ネタ)は良いのに料理法(文章叙述力)が…という方や、物凄く面白いがこれ「怪談」かな? という方も。ただつまらないということはない。それにしても我妻さん福澤さんの面白さが図抜け過ぎている。

  • hannahhannah さん

    怪談五色シリーズ第四弾。セカンドシーズンということで執筆陣が一新されている。渋川紀秀は狂気系の心霊モノの話が多いが、今回は心霊メイン。結構良かった。渋川さんは『FKB 怪談幽戯』も良かったし、彼の単著を読んでみようと思う。我妻俊樹は怖くなくて特に印象に残っていない。川奈まり子は文章が読みづらいし、私小説っぽいので読まないで飛ばした。丸山政也は海外の怪談が特徴的。まさか怪談でツール・ド・フランスが出てくるとは…。日本国内の話も不気味で面白かった。福澤徹三は安定した質の高さ。淡々と不安を煽るような作風だった。

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人物・団体紹介

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我妻俊樹

1968年神奈川県生まれ。2002年頃より短歌をはじめる。2016年、同人誌「率」十号誌上歌集として「足の踏み場、象の墓場」を発表。2023年に第一歌集『カメラは光ることをやめて触った』(書肆侃侃房)上梓。平岡直子とネットプリント「ウマとヒマワリ」を不定期発行中。2005年「歌舞伎」で第三回ビーケー

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