CD

ピアノ曲全集 白石光隆(ピアノ)

成田為三

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKCC3017
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

成田為三ピアノ曲全集(世界初録音)
白石光隆(ピアノ)

成田為三 (1893-1945)は〈浜辺の歌〉〈かなりや〉等のシンプルな叙情歌で有名ですが、ソナタを含むピアノ曲も残していました。彼はドイツ仕込みの理論家で、西欧作曲家にひけをとらぬ大規模な交響曲やソナタの創作に心血を注ぎつつも、時代に先んじすぎたため省みられることもないまま大半が戦争で焼失しました。当アルバムは現存する成田の全ピアノ曲を集めた史上初の試み。
 大正時代のソナタはクラシック作曲の黎明期とされる当時の日本で、かくも充実した楽曲が作られていたことは驚異的。このほか超絶技巧が要求される大規模な〈君が代変奏曲〉、叙情的な歌曲からは想像できないほど前衛的な〈秋〉、成田のトレードマークに基づく最晩年の〈浜辺の歌変奏曲〉まで、白石光隆が完璧な技巧と美音を駆使し、これまでの成田為三観を一新させます。どの曲も感動的で、何故これまで誰も演奏しなかったのか不思議なほどです。
 ピアノの白石光隆は1964年生まれ。89年東京藝術大学大学院を終了後、ジュリアード音楽院へ進む。高度の技巧と抜群のリズム感に加え、「絹のタッチ」と称される驚くべき美音を駆使し、清潔で説得力あふれる演奏を展開。日本のピアノ界の将来を担う逸材と期待される。ピアノを金澤桂子、高良芳枝、伊達純、小林仁、マーティン・キャニオン、室内楽をフェリックス・ガリミヤ、伴奏法をジョナサン・フェルドマンに師事。現在、東京藝術大学ピアノ科非常勤講師。

成田為三:ピアノ曲全集
・メヌエット (1916)
・さくら変奏曲
・秋〜月を仰ぎて (1923頃)
・ピアノソナタ 第1楽章 (1923頃)
・ロンド (1923頃)
・フーゲ(フーガ) (1923頃)
・君が代変奏曲 (1942)
・浜辺の歌変奏曲 (1942)
 白石光隆(ピアノ)

 録音時期:2006年10月27日、12月8日
 録音場所:キング関口台スタジオ(東京都文京区)

内容詳細

「浜辺の歌」や「カナリヤ」で知られる成田為三のピアノ曲集という、珍しく貴重なアルバム。大正時代に作曲されたピアノ・ソナタをはじめ、高度な技巧が要求される曲を披露。彼の再評価につながる一枚だ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. メヌエット
  • 02. 秋―月を仰ぎ(「四季」のうち)
  • 03. さくら変奏曲
  • 04. ピアノソナタ 第1楽章
  • 05. ロンド
  • 06. フーゲ
  • 07. 君が代変奏曲
  • 08. 浜辺の歌変奏曲

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浜辺の歌が有名になりすぎたせいか、成田為...

投稿日:2013/01/03 (木)

浜辺の歌が有名になりすぎたせいか、成田為三といえば童謡作曲家のイメージがあります。 そのため純音楽を残していたのは知っていましたが、これほど優れた作品群だとは思いませんでした。 成田の作品は、戦時中に自筆譜のほとんどが焼失、ここに収録された曲は、音楽雑誌等に掲載され奇跡的に今に伝わった曲だそうです。 派手さはありませんが、ドイツ的な重厚で渋い音楽で、ドイツ古典派音楽好きな方等におすすめ。 ピアニストの白石は、大指揮者のピアノ曲と同じくここでも良い仕事しています。 また、解説書も非常に読み応えがあります。

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