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20世紀ファッション 時代をつくった10人 河出文庫

成実弘至

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309417912
ISBN 10 : 4309417914
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan

Content Description

二〇世紀、ファッションは何を成し遂げたのか。その創造性をあらためて問う、まったく新しいファッション文化史。ポワレ、シャネルからコム・デ・ギャルソン、マルジェラまで一〇人の代表的なデザイナーを取り上げ、ファッションを社会的なプロセスとして捉え考察。二〇世紀という時代が見えてくる。

目次 : 第1章 チャールズ・ワース―ファッションデザイナー誕生/ 第2章 ポール・ポワレ―オリエント、装飾と快楽/ 第3章 ガブリエル・シャネル―モダニズム、身体、機械/ 第4章 エルザ・スキャパレッリ―ファッションとアート/ 第5章 クレア・マッカーデル―アメリカンカジュアルの系譜/ 第6章 クリスチャン・ディオール―モードとマーケティング/ 第7章 マリー・クアント―ストリートから生まれた流行/ 第8章 ヴィヴィアン・ウエストウッド―記号論的ゲリラ闘争/ 第9章 コム・デ・ギャルソン―ファッションを脱構築する/ 第10章 マルタン・マルジェラ―リアルクロースを求めて/ 終章 二〇世紀ファッションの創造性

【著者紹介】
成実弘至 : 1964年生まれ。大阪大学大学院、ロンドン大学大学院修了。京都造形芸術大学准教授をへて京都女子大学教授。専門は文化社会学、服飾文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • katoyann

    シャネルから川久保玲まで、現代のファッションデザイナーの個人史を社会学的な観点を交えて紹介した本。社会のニーズがファッションを変えるという視点と美学的な視点が織り混ざっている。シャネルのスーツは、本人が乗馬を嗜んでいて、動き易い格好をして服に取り入れたかった、という発想が背景にあって生まれたらしい。なお、ダイアン・キートンが『アニー・ホール』できていた服はラルフ・ローレンである。現代に近づくほど、性の越境が服装に見られるのも興味深い。

  • スプリント

    なじみのない文化史でしたがオートクチュールから始まり時代にあわせて、時には時代を牽引しながら変化していった歴史がよくわかりました。

  • さいもん

    今ある中で一番面白い服飾史の本。中世〜近代の服飾の本はたくさんあるけど、20世紀ファッション史についてここまでまとまった本はほとんどない。シャネルやディオール、川久保玲、マルジェラとか、いま偉大と言われているデザイナーがなぜ偉大なのかがわかる本。

  • 中村

    チャールズ・ワースとリーバイ・ストラウス並べるのか……! 第7章の肉体の延長としてのミニスカート、マクルーハン的に言うと身体を拡張するメディアとしてのミニスカートの話が良かった! おもしろい

  • ひじき

    20世紀のファッション界を牽引した10人を核に、100年間のファッションのありかたがどう変化していったのかを追う本。20世紀の中にコルセットクリノリンの時代があったのから驚くけど、技術や生産方法の変化、ファッションに対する姿勢の変化、社会の変化がめまぐるしい。どのデザイナーももちろん有能なんだけど、無からすばらしいものを作り出したというより世の中のムーブメントをうまくとらえたり、世の中のしくみに疑問を呈したりすることで個性が発揮されるのだな。えてして作家を神聖視しがちだけど、それだけではないということ。

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