失われた地図

恩田陸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041053669
ISBN 10 : 4041053668
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
248p;20

内容詳細

川崎、上野、大阪、呉、六本木…日本各地の旧軍都に発生する「裂け目」。かつてそこに生きた人々の記憶が形を成し、現代に蘇える。記憶の化身たちと戦う、“力”を携えた美しき男女、遼平と鮎観。運命の歯車は、同族の彼らが息子を授かったことから狂い始め―。新時代の到来は、闇か、光か。

【著者紹介】
恩田陸 : 1964年、宮城県生まれ。91年、第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、『六番目の小夜子』でデビュー。2005年、『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞受賞。06年、『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門賞受賞。07年、『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞受賞。17年、『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    恩田陸は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。今朝、地下鉄の中で本書を読んでいると、目の前に座っていた賢そうな男子中学生が「蜜蜂と遠雷」を読んでいました。応援したくなるような微笑ましい光景でした。本書ですが「蜜蜂と遠雷」とは、かなり趣の異なる幻想連作短編集でした。旧日本軍の亡霊(グンカ;軍靴?or軍歌)が跋扈する物語、個人的には嫌いではないですが、一般受けはしないような気がします。恩田陸は右翼なのかなぁ?本書の感想登録で記念の1,000件達成です。

  • ナイスネイチャ さん

    図書館本。「蜜蜂と遠雷」とは全然違う雰囲気。旧軍部に現れるゲンカという怨念を閉じ込めようとする男女。何だか不思議な世界観で終始読了。

  • だんじろー さん

    「蜜蜂と遠雷」で煮詰まってる合間に、思いっきり息抜きで書かれたようなノリの痛快ファンタジー。難しいことは一切考えずに、がしがし読むのに向いてますね。

  • 星落秋風五丈原 さん

    えーなんとも気になる所で終わってしまったではないですか。これで終わり?装丁凝ってますね。波動砲が出て来るあたりが時代を感じさせますなぁ。

  • 風眠 さん

    これは反戦小説だと思う。恩田流「一切説明の無いSF設定」ではあるが、時代の移ろいとともに、戦争を体験した人が減り、かつて戦場となった土地も様変わりし、今ある平和が当たり前で、戦争という言葉は分かっていても、その哀しみや恐ろしさ、愚かしさを実感できていない私たちへの警鐘。ラスト、少年が「グンカ」と両親に向かって神のような満面の笑みを浮かべる。ここで物語は終わっている。これは、あえて書かずに終わらせた作家の意図なのではないかと思う。この国の未来は、私たちの自覚と責任にかかっていますよ、と突き付けられたような。

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恩田陸

1964年、宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞と本屋大賞、06年『ユージニア』で日本推理作家協会賞、07年『中庭の出来事』で山本周五郎賞、17年『蜜蜂と遠雷』で直木三十五賞と二度目の本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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