八月は冷たい城 ミステリーランド

恩田陸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062203456
ISBN 10 : 4062203456
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
233p;19

内容詳細

夏流城での林間学校に初めて参加する光彦。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染の卓也、大柄でおっとりと話す耕介、唯一、かつて城を訪れたことがある勝ち気な幸正だ。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つのひまわりの花だった。少年たちの人数と同じ数―不穏な空気が漂うなか、三回鐘が鳴るのを聞きお地蔵様のもとへ向かった光彦は、茂みの奥に嫌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城で、互いに疑心暗鬼をつのらせる卑劣な事件が続き…?彼らは夏の城から無事に帰還できるのか。短くせつない「夏」が終わる。

【著者紹介】
恩田陸 : 1964年宮城県生まれ。第三回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』で92年にデビュー。2005年『夜のピクニック』で第二六回吉川英治文学新人賞と第二回本屋大賞、2006年『ユージニア』で第五九回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集賞を受賞

酒井駒子 : 兵庫県生まれ。東京芸術大学美術学部油絵科卒。2004年『きつねのかみさま』(文:あまんきみこ)で第九回日本絵本賞、2005年『金曜日の砂糖ちゃん』でブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌賞、2006年『ぼく おかあさんのこと…』でフランスにてPITCHOU賞、オランダにて銀の石筆賞、2009年『ゆきがやんだら』で銀の石筆賞、『くまとやまねこ』(文:湯本香樹実)で第四〇回講談社出版文化賞絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    「七月に流れる花」に続いて本書を読みました。本書は少年目線での物語。カニバリズム的な要素もあり、ホラー的な色彩が強かった感がします。最初7月と8月どちらを先に読むかを考えましたが、順番通り7月⇒8月で正解でした。両作とも装丁、挿絵が素晴らしくコレクションには最適な作品です。機会があったらミステリーランドの他の作品も読みたいと思います。

  • 紅はこべ さん

    七月を飛ばして読んだので、いろいろ謎が。死者を見送る役がなぜ子供だけ?配偶者、親兄弟も家族なのに。ちょっとホラー仕立て。恩田さん得意の、凛とした、自分でものを考えることのできる少年たち。恩田さんの主人公にしては、光彦はキャラとしては割と普通だったな。最近の恩田さんはパンデミックに興味があるようね。

  • いつでも母さん さん

    なるほどね。少女たちと同じ様に少年たちにも悲しい夏はあった。だが、こちらはもっと分からなかった、知らなかった『何か』が明らかになる。愛する者の死と向き合わされることなど誰も望まないのに、ここでは違う・・少しだけ大人になって元の世界に帰っていく子等が哀しい。七月と八月の物語・・恩田さんの真骨頂だろう。絵もマッチして不安感を際立たせていた。

  • 風眠 さん

    謎解き。なんてわくわくする言葉でしょう。わたしは今も、解けない謎や解かれるべき謎や、解きたい謎のことを考えています。それは、実は「生きる」ということと同じなんだなと、このごろ分かってきました。/(作者あとがきより)この世界は謎だらけ、本当にそうだと私も思う。大人になってもそれは変わらない。ひとつ、またひとつと、この世の謎に対峙し人は成長してゆく。『七月』が少女目線のふわんとした雰囲気だったのに対し、『八月』は少年目線で物語の現実が語られる。乗り越え、受け継ぎ、この世界の謎に立ち向かい、少年は大人になる。

  • Yoko Omoto さん

    「七月」のラストで明らかにされた、城に集められる理由や流花の意味、そして"みどりおとこ"の正体。「八月」では、それらを既知とする四人の少年たちが、「おとなが隠しているかもしれない」更なる謎の気配を感じながら真実を探す、冒険要素と直裁的な残酷さがより強い物語になっている。子供が受け入れるには余りにも辛い現実が描かれているが、これからの人生で困難や辛いことに直面することがあっても、真実から目を背けず、それでも生きていくという強い気持ちを持ってほしい、というメッセージを感じられるような素晴らしい作品だった。

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恩田陸

1964年、宮城県生まれ。92年、小説『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞および第2回本屋大賞を受賞。06年『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞を受賞。07年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞を受賞。17年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十

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