竜が最後に帰る場所

恒川光太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062165105
ISBN 10 : 4062165104
フォーマット
出版社
発行年月
2010年09月
日本
追加情報
:
20cm,251p

内容詳細

風を、迷いを、闇夜を、鳥を。著者はわずか5編の物語で、世界の全部を解放してしまった。闇の中から一歩、また一歩と光射す方へ誘われる、「夜市」の著者・恒川光太郎の新たな到達点にして最高傑作。

【著者紹介】
恒川光太郎 : 1973年東京都生まれ。大東文化大学卒。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞。同作を収録した単行本『夜市』は直木賞候補となった。その他著作『雷の季節の終わりに』、『草祭』は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』は吉川英治文学新人賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おしゃべりメガネ さん

    やっぱり恒川さん作品はいいなぁ〜。この夏から秋にかけての時期(季節)にピッタリとハマる作家さん、そして作品も他にないのではないでしょうか。まず何よりも文章を安心して読んでいられる点が素晴らしいトコロです。今作は5編からなる短編集で、どこか儚げでどこか不気味な作品が収められています。そう、恒川さんの作品はドコか不気味にコワいのです。それはホラーとかスプラッターというのではなく、ドコか人間の本性に迫りくるコワさがクセになります。恒川さんの作品を読む度に「人間、やっぱり悪いコトすると罰が当たる」と思わされます。

  • kishikan さん

    久しぶりの恒川さん。この本は2007年から2009年に発表された短編を集めたもの。恒川さんらしくホラーがかっていて、でもファンタジの世界が香る。そして、一つ一つの作品は独立した物語でありながら、どこか共通のテーマがあり、収斂してゆく感がある。この本を読む僕たちは、何を感じ、何を発見し、そしてどんな夢を抱くのだろう。復讐、闇の中の無力さ・・などなどを感じながら、また恒川ワールドに入り込んでしまう。そして最後の「ゴロンド」、やはり帰るべき所に、竜も我々も行き着くしかないんだろう。この感覚がたまらないなぁ。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    読み友さんレビュー&コメント欄のインパクトに負けて図書館。うーん負けるが勝ちだ。大当たりだ。〔錫杖シャラン〕の『夜行の冬』偽装集合体の『鶲鵡幻想曲』サイコブラックな『迷走のオルネラ』表題作に当たる『ゴロンド』どれも惹かれて選び難いが、私的ベストは『鶲鵡幻想曲』私は解放されたら文庫本として拡散するであろうよ。『風を放つ』の〔風を閉じ込めた小瓶〕どこで回収されるのか、最後まで期待したのは私だけではないはず。これだけ初出誌が『群像』なのですね。『ゴロンド』は独立させて絵本化して欲しい。

  • takaC さん

    ゾゾっと劇場、怖々!!

  • 七色一味 さん

    読破。5つの作品を集めた短編集。各編に統一したテーマはなく、なぜこのタイトルなのかが不明。でも、このタイトルだからこそ、この本を書架から抜いたという、インパクトはあるタイトルです。各編とも、なんとも不思議な世界観に基づいた作品。この作品集を読むにあたっては、各編の、独自の世界観をすんなり受け入れられるかどうか。するりと入っていければ、魅力ある不思議世界を味わえますが。個人的に印象に残っているのは【夜行の冬】と【鸚鵡幻想曲】。【迷走のオルネラ】はホラーチックな作品です。

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人物・団体紹介

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恒川光太郎

1973年東京都生まれ。2005年本作で日本ホラー小説大賞を受賞。単行本はデビュー作にして直木賞候補となる。続く『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(角川文庫版は『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補となる。14年、『金色機械』で日本推理作家協会賞

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